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東京都知事選挙で起きた出来事について、みんなにもわかるように説明します

こんにちは!今日は、最近ニュースで話題になっている東京都知事選挙に関する出来事について、できるだけわかりやすく説明していきたいと思います。

どんなことが起きたの?

去年(2024年)の7月に東京都知事選挙が行われました。この選挙で2位になった石丸伸二さんという候補者について、ある市民団体が「選挙のルールを破った疑いがある」として、検察庁(警察のような機関)に調べてもらうように申し立てをしました。

なぜそんなことになったの?

選挙中、候補者たちは街頭演説などの集会を開いて、自分の考えを有権者(選挙で投票する人たち)に伝えます。石丸さんの選挙チームは、その集会の様子をインターネットで生中継(ライブ配信)しようと考えました。

そこで、動画撮影や配信を専門にする会社に仕事を頼み、約97万円を支払うことにしました。でも、ここで問題が起きたのです。

どんな問題があったの?

選挙には「公職選挙法」という大切なルールがあります。このルールには、選挙運動を手伝ってくれる人にお金を払ってはいけない、という決まりがあるんです。

石丸さんの選挙チームの中から「この支払いは、もしかしたらルール違反かもしれない」という意見が出てきました。そこで急いで仕事を取り消そうとしたのですが、撮影の準備はもう整っていました。

結局、仕事を取り消したけれど、準備のために使ったお金として97万円を支払うことになりました。そして、実際の配信は、その会社の代表の人たちが行ったそうです。

なぜ市民団体は告発したの?

市民団体は、支払われた97万円の中に、人件費(人に支払うお金)が含まれているのではないか、と考えました。選挙運動を手伝ってもらうために人にお金を払うことは、選挙のルールでは禁止されています。

また、最近はインターネットやSNSを使った選挙運動が増えています。そこで市民団体は、「このようなインターネット配信の仕事にお金を払うことが、本当にルール違反なのかどうか、きちんと調べてほしい」と考えたのです。

これからどうなるの?

石丸さんは自分のホームページで「検察庁の指示に従います」というコメントを出しました。これから検察庁が、本当にルール違反があったのかどうかを調べることになります。

この出来事から学べること

  1. 選挙には細かいルールがたくさんある
    選挙は、みんなが公平に戦えるように、たくさんのルールがあります。お金の使い方にも厳しい決まりがあって、それを守ることが大切です。

  2. インターネット時代の新しい課題
    スマートフォンやSNSが普及して、選挙の方法も変わってきています。でも、新しい方法を使うときも、公平さを保つためのルールは守らなければいけません。

  3. 市民の役割
    私たち市民には、選挙が正しく行われているかどうかをチェックする権利があります。おかしいと思うことがあれば、しっかり調べてもらうように求めることができるのです。

みんなで考えてみよう

選挙は、私たちの住む町や国の未来を決める大切な機会です。候補者は自分の考えを有権者に伝え、有権者はその中から自分が良いと思う人に投票します。

そのとき大切なのは、お金や力の差で結果が左右されないようにすることです。だから、選挙には細かいルールがたくさんあるのです。

今回の出来事は、新しい技術を使った選挙運動と、古くからある選挙のルールをどう組み合わせていくか、という課題を私たちに投げかけています。

将来、みなさんも選挙で投票する権利を持つようになります。そのときのために、選挙のルールや、なぜそのルールが必要なのかを、少しずつ理解していくことが大切ですね。

最後に、選挙は民主主義の根幹をなす大切な制度です。これからも、公平で正しい選挙が行われるように、みんなで見守っていきましょう。

(※この記事で紹介した内容は2025年2月10日時点のものです。その後の展開については、ニュースなどで確認してください。)

以上、長い記事になりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。わからないことがあれば、ぜひコメント欄で質問してくださいね!

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守屋吉之助🌈Healing artist
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