【今朝の朝活】 2020年7月5日:Misland DIRECTIONさん主催の撮影会で、清水舞美さんを撮影したデータを現像する
2020年7月5日開催のMisland DIRECTIONさん主催撮影会で撮影した清水舞美さんのデータをRAW現像・レタッチをしました。
撮影会に参加した時の記事はこちら。
この記事の中で、
(現像・レタッチの様子は、また別の機会に^^;)
ということを書きましたが、「別の機会」がこの記事になります。
フリーのRAW現像ソフト「RawTherapee 」とオープンソースの画像処理ソフト「GIMP」を組み合わせて作業を進めていきます。
まずは、「RawTherapee 」で画像全体の調整をしていきます。
上の画像は、ニュートラルのプロファイルを当てて、カメラ固有のプロファイルやトーンカーブなどを除いた状態にしてます。
RAWデータを「スッピン」の状態にして確認をする感じです。
今回は、ペンタックスKー7とシグマの18-200mmにクリップオンストロボTT560を組み合わせての撮影で、この画像の撮影のときは1/32の強さで光をあててます。
次に、色関係の調整として、ベースとするカメラのカラープロファイルを当てていきます。
このカラープロファイルは、アドビのライトルームと同じものがそのまま流用できます。
今回はPENTAXK-1の「雅」のプロファイルがいい感じに見えましたので、こちらを利用します。
こういう感じで、他のカメラ(キャノンやニコンなどの他社でも)のプロファイルを使用することができるのがこのソフトを利用している理由の一つです。
他のカメラのプロファイルですと、そのカメラを使用した時の色合いと完全一致とはいきませんが、「〇〇風」的な感じには仕上がっていくので、色合いで煮詰まったときなどは助かっております。
次に、「明るさ」関係の調整をしてます。
まずは露光量の調整で、白飛び・黒つぶれ警告を参考にしての調整です。
今回は、白飛びの部分に重要な情報がないので、見た目でいい感じになったところで合わせてます。
その後「明度」・「コントラスト」・「彩度」の調整をします。
今回の画像では、顔の仕上がりが重要になるので、そこに重点を置いての調整になります。
これも、見た目でいい感じになったところで合わせてます。
このあたりは「感覚」に頼るところが大きいですw
その後、シャープネスの調整、ノイズの調整をして「RawTherapee 」での作業は終了で、Tiff形式で保存してGIMPに引き渡します。
上の画像はノイズ調整の時の様子です。
ノイズ処理をやりすぎるとボケてしまい、ディテールが失われてしまうので、程々で抑えています。
この時点で「妥協」できるレベルで処理しきれない場合は、そのデータを捨てることも少なくありませんw
ちなみに、このノイズ処理を本来の意味とは違う意味で使うことがあります。それは、肌の調子をスムースに整える時。
上の画像では、あまりガッツリと処理をしていないのでわかりにくいのですが、俗に言う「美肌効果」に近いもの施されています。
で、いきなりですが、GIMPに引き渡し、各種調整作業をして保存する直前の状態がこちらです。
「GIMP」では、顔を中心とした部分的な明るさの調整とシャープネスの調整・目と唇の強調・画像全体のシャープネスの調整をしてます。
各種処理をしたレイヤーを「ソフトライト」などのレイヤーモードで重ねて、そのレイヤーの透明度で効果の強さを調整しバランスを取るのが、私のスタンスです。
そして、最後にWEBにアップするためリサイズをしてJPEG保存して終了です。
仕上がった画像はこちらになります。
モデルさんの魅力を十二分に引き出せてるかはわかりませんが、私なりにはいい感じに仕上がったと思っております^^;
もっと撮影技術を上げて、レタッチの手間を少なくするのが、今後の課題でありますw