心の整理整頓 「友達いなくなるのさみしいなぁ」
最近、私の友達のあいだでは出産ラッシュである。
LINEグループが、「無事に生まれました〜!」「先にお母さんになった○○ちゃんたちはほんとすごい」「今度家に遊びにきてね〜」と賑やかだ。
私もすごく嬉しい。「おめでとう」と思う。でも最近、私のなかで「おめでとう」が減ってくると同時に違和感が少しずつ顔を出している気がしている。
それはLINEグループだから。言わされている感が、つらい。
「うちの子ども風邪ひいちゃって、今度行けなくなった」「大変だったね、無事でよかったよ」。そうなんだ、そうなんだけど……。それ以外の話題はすっかり減ってしまった。
でもこれらの投稿を減らしてほしいと思うわけではない。言いたくないなら言わない、という選択肢を自分でちゃんと持ちたいだけだ。心の中で「おめでとう」「よかったね」と思うだけで良いのではないか。今度集まりがあったら、何食わぬ顔して顔を出せば良い。
いや、きっとこの集まりから私は離れてしまうだろう。何食わぬ顔して会えるわけないだろ!
一方で、LINEグループですごく助けられている人がいる。私の兄は、毎年帰省する時に、友達グループから「気をつけて帰ってきてね」「会えるの楽しみにしているよ」と言ってもらえることに、すごく感謝をしている。
そうか、私がこのLINEグループと心の距離を感じてしまっているんだな。きっとめちゃくちゃ仲の良い友達同士だったら、こんな気持ちにはならないだろうな。きっとその中でもボケて突っ込んで、ワイワイ盛り上がるだろう。でも、上部だけで会話が進んでしまうのであれば、致し方ない。
こうやって、友達が減っていく。
悲しいし、後悔もするけど、逆らえないから逆らわない。
ちゃんと、私の友達に伝えたいのは、大切な友達に子どもが生まれたら、嬉しくてたまらないということ。その子の発育についても聞きたいし、友達の育児あれこれも教えてほしい。(だから、もしこの文章を見た大切な友達たちよ、勘違いしないでね)
先日、本を読んでいて鼻の奥がツーンとなった。益田ミリさんの『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』のあとがきの一文だ。本書は益田ミリさんが、33歳から37歳まで、毎月1県ずつ旅をした話である。
たしかに、47都道府県ひとり旅をできる人が限られる年齢になってきたんだなぁ。
少し悲しいなと思ったけど、今の人生は自分で選んできた道である。「なりたい」「やりたい」とはまた違うけど、たしかに選んできたこと。選んだからには自分のためにがんばりたいと思う。こうやって、納得しながら生きることしかできないんだなぁ。
わかばへ
他者のことはよくわからんよね、私もよく分かった気になるし、分かってほしいと思っちゃうから反省。この反省が、視野を広げていきたいとモチベーションになっている気がします。
来週は吉祥寺まつり!
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