【2021年版】仮想通貨XRP(リップル)とは?FLR(スパークトークン)とは?特徴や将来性を解説
この記事はこんな方向けです
・仮想通貨XRP(リップル)についてに知りたい
・FLR(スパークトークン)について知りたい
この記事でわかること
・仮想通貨XRP(リップル)について
・仮想通貨XRP(リップル)の特徴や将来性
・仮想通貨XRP(リップル)運用の考察イメージ
・FLR(スパークトークン)について
目次
●XRP(リップル)とは?
-リップル社(Ripple Inc.)について
●仮想通貨XRP(リップル)の特徴
-価値のインターネット
-XRP Ledgerについて
-決済速度・コスト軽減・処理速度・安全性について
●仮想通貨XRP(リップル)の今後の将来性
-国際送金問題の改善を目指す
-RippleNet(リップルネット)
-2021年、eコマース分野(電子商取引)の支払いに焦点を当てる
-2021年、引き続きODL(オンデマンド流動性)を拡大していく
●仮想通貨XRP(リップル)の運用考察
-プロやインフルエンサーの予想まとめ
●仮想通貨XRP(リップル)のまとめと詳細情報
●FLR(スパークトークン)とは?
●XRP(リップル)とは?
発行開始日は2012年9月(Ripple Consensus Ledgerの開始日)です。
ビットコイン以外の仮想通貨の中でも代表的なものになっており、アルトコインと呼ばれている。
発行開始時に1,000億XRPの発行上限量を全て発行済みで、その半数以上をリップル社(Ripple Inc.)が保有しています。
リップル社(Ripple Inc.)が管理主体であり、取引データの処理が同社や第三者機関の管理するサーバーで行われる中央集権型である。
コンセンサスアルゴリズムはPoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)を採用しています。
※コンセンサスアルゴリズムとは仮想通貨の取引において整合性を図る手段のこと。
リップル社(Ripple Inc.)が管理認定するバリデーターと呼ばれる承認者の、多数決により取引データが処理されるコンセンサスアルゴリズムです。
国際送金のプラットフォームRippleNetの「価値のインターネット」をサポートするため、それに用いられるデジタルアセット(資産)として誕生しました。
-リップル社(Ripple Inc.)について
ジェド・マケーレブがビットコイン技術を応用したコンセンサスレジャーを開発。
2012年に同プロジェクトの指揮権を事業家のクリス・ラーセンに譲渡した。
両者はOpenCoin.Incを設立し、本格的に事業を開始。
2013年にRipple Labs Inc.になる。
2015年にはRipple Incに社名を変更。
国際送金ソリューションの開発にシフトしていく。
経営陣にはフィンテック領域の連続起業家や受賞歴のある経済学者、大手金融機関やIT企業の元経営者、元米国官僚と、プロフェッショナルが集っている。
SBIグループと強力なパートナーシップを結んでおり、Ripple社の株を10%保有する。
SBIグループの代表取締役執行役員社長を務める北尾吉孝氏がRipple社の役員に就任している他、リップル社と連携して合同会社を設立するなどさまざまなパートナーシップを結んでいます。
●仮想通貨XRP(リップル)の特徴
-価値のインターネット
リップル社では、金融資産をはじめとするあらゆる資産交換が瞬時に行える世界「価値のインターネット(Internet of Value)」の実現を目指している。
「価値のインターネット」の実現は、より多くの人々が金融システムへのアクセスを手にすることにもつながり、人々が手軽に資産交換が瞬時に行えるようになるため、グローバルで新たな産業やイノベーションが生まれる可能性もある。
※現在ではさまざまな金融機関や決済プロバイダーがリップル社と提携を進めながら実証実験を開始しています。
「価値のインターネット」の実現に向け、リップル社では世界中の異なる台帳やネットワークにおける決済を標準化するための規格 ILP(インターレジャープロトコル)づくりを提唱しており、現在では非営利団体 W3C(World Wide Web Consortium)によって標準化が進められています。
-XRP Ledgerについて
ILP(インターレジャープロトコル)は国際標準規格をベースに作られ開発された分散型の台帳である。
XRP Ledgerは、トランザクション(取引)情報を管理し、ネットワークに参加しているユーザーがこれまでの国際送金よりも低コストで迅速に、消失リスクに悩まされることなく送金ができる仕組みとして開発された。
-決済速度・コスト軽減・処理速度・安全性について
リップル社によると、ビットコインでは45分かかる決済をXRPでは4秒で完了できるとされています。XRPがこの決済スピードを実現している背景には、ビットコインで利用されているPoW(プルーフオブワーク)とは異なるコンセンサスプロセスを導入していることがあります。
リップル社のデータによると、ビットコインの手数料は1.88米ドルであるのに対してXRPの送金手数料は0.0004米ドルと、約4,000倍もの違いがあるとされています。
XRPは高いスケーラビリティを持ち、毎秒1,500件の取引を処理できるとされ、仮想通貨内では抜きんでている。
リップルネットワークにアクセスする際には手数料としてXRPを支払う必要があり、悪意のある攻撃者が連続してアクセスするネットワーク攻撃を実施した場合でも、攻撃者のコストが高額になる仕組みとなっていて、不正アクセスへの対策が実施されている。
●仮想通貨XRP(リップル)の今後の将来性
-国際送金問題の改善を目指す
銀行のノストロ口座維持コストからの解放、送金業者の外国為替リスクの低減を目的とする。
※ノストロ口座とは銀行間取引において資金決済を行う当方の決済口座と、外国に現地の通貨建で保有する当方の決済口座のことを指す。
従来の海外送金は、面倒くさい複雑な決済と承認の順序を踏まなければいけない状況で、銀行は利用者に、高い送金手数料や着金までに数日以上を要するといった不便を強いている。
その中でXRPは外国為替におけるブリッジ通貨の役割を担い、通貨同士の両替を改善できる存在として位置付けられています。
-RippleNet(リップルネット)
RippleNet(リップルネット)はその海外送金における課題を解決するための技術です。
安価な手数料と即時の送金を可能にすることを目指しています。
RippleNet(リップルネット)の価値のインターネットは以下の3つのソフトで構成されています。
①xCurrent(銀行間の国際送金や決済を一瞬で行うことができる)
②xRapid(XRPを使うことで、送金や決済をスピディーに行うことができる)
③xVia(外部からリップルネットに接続し、国際送金を可能にする)
現在ではリップルネットは世界40ヵ国以上、300を超える金融機関が利用している。
AMERICAN EXPRESS、SBIホールディングス、三井住友信託銀行、三菱UFJフィナンシャル・グループなどです。国内外の金融機関もRippleNet(リップルネット)に参加している。
-2021年、eコマース分野(電子商取引)の支払いに焦点を当てる
「わたしたちは、あなたが知っているような他の分野へとフォーカスするかもしれません。実際に、あなたは貸し出しをし、支払いを受け取り、多くの革新を目の当たりにしてきたと思います。そしてわたしたちは、再び新しいトビラを開きます。その1つは、“eコマース分野”です。新型コロナウイルス感染拡大により、eコマース市場は爆発的な成長を遂げました。しかし、わたしたちは、このような分野で事業を展開する企業をサポートするための適切な種類の金融インフラストラクチャがないと考えています。2021年はイノベーションの観点から、非常に大きな動きが起こるのではないかと、私はとても楽しみにしています。」とAsheesh Birla氏は述べる。
-2021年、引き続きODL(オンデマンド流動性)を拡大していく
「現在、世界最大級の回廊のひとつであるメキシコへの米ドル送金のうち約10%は、RippleNetを経由していると考えられています。多くの人々はデジタル資産の利用へとシフトしつつあり、この動きは“本物”です。多くの人々は、現状の大規模メガバンクによる国際送金よりも、デジタル資産を信頼するようになっており、従来の国際送金システムと比較しても、それ(=デジタル資産を活用した送金システム)がはるかに優れているということに気づきつつあるようです。」とAsheesh Birla氏は述べる。
『MoneyGram』と『Azimo』がもつ重要な役割であることを示す。
アメリカに拠点を置く送金大手MoneyGram社のCEO(最高経営責任者)であるAdam Holmes氏は、リップル社とのパートナーシップ体制は「限界を押し広げている」と評価している。
欧州を拠点にするデジタルマネー送金サービス企業AzimoのCEOは「国際送金サービスの向上のために、XRPのようなデジタル資産にずっと関心も持ってきた」と説明。「ODLを活用したソリューションは、低コストで速い国際送金を実現し、顧客のメリットにつながる」と期待を示している。
2021年以降も、国際送金及び決済分野における需要はますます拡大し、リップルネットのODLを利用した送金ルートが着々と増えることも予想される反中である。
●仮想通貨XRP(リップル)の運用考察
※みんなの仮想通貨様引用
現在、執筆時点の価格が23.6JPYです。
一旦、暴落したものの安定したコミットを見せる仮想通貨XRP。
また、フレアネットワークノアップデートで伸びてくると言えます。(イーサリアムに牽引される?)
暴落前に考察していた2021年末には100JPYを超える可能性も!?と言う予測はズレ込んでしまいそうですが、今後の再暴騰は多くの投資家が予想していることでしょう。※あくまでも自己責任ですが。
-プロやインフルエンサーの予想まとめ
【CoinSwitch】
2020年末 1.20ドル/2021年 2ドル/2023年 3ドル/2025年 4.52ドル/2030年 17.0576ドル
【Crypto Coin Society】
2020年 0.45ドル/2021年 0.95ドル/2022年 2.50ドル/2023年2.19ドル/2025年 4.60ドル
【PrimeXBT】
2020年 0.50ドル/2022~23年 75ドル/2025年 6ドル
【Investing Haven】
2021年以降 4~20ドル
【著名仮想通貨アナリストであるil Capo Of Crypto氏】
2021年5月 2.80ドル
●仮想通貨XRP(リップル)のまとめと詳細情報
情報のまとめ
特徴
2004年に決済プロトコルが開発され、2012年E-Loan創始者のクリス・ラーセンによってRipple社の前身であるOpenCoin,inc,が設立された。
Ripple社は銀行、送金業者、電子資産取引所や事業会社をRippleNet経由で接続し、シームレスな国際送金を可能とする仕組みを開発している。
XRPはRipple社が発行主体の、RippleNetに最適化された高速で快適な、決済用電子資産である。
送金スピードは4秒。毎秒1500件の処理が可能で、さらにオフレジャーのペイメントチャネルによって毎秒5万件までの処理が可能になります。(Visaと同等)
時価総額
約 9,909億円
発行上限
100,000,000,000
上場時期
2013年08月04日
提唱者
Ryan Fugger
承認方式
Proof of Consensus
中央機関
Ripple Inc
オフィシャルサイトURL
ホワイトペーパーURL
公式TwitterURL
●FLR(スパークトークン)とは?
フレアネットワーク上で使われるトークンで、XRPでスマートコントラクトを稼働させる際に担保として預けるのが主な用途。
フレアネットワーク上で稼働するスマートコントラクトはFXRPシステムと呼ばれるもので、フレアネットワーク上でFXRPを発行する機能のことです。
FXRPとはXRPの価値に固定された相互運用トークンで、イーサリアムのスマートコントラクト上でりようされるトークンである。
つまりFXRPシステムを動かすには、スパークを担保として預けなければいけません。
スパークトークンの将来性は以上の理由により、イーサリアムのスマートコントラクトが稼働していないため、未知な部分ではあります。イーサリアムの更なるアップデートに期待しましょう。
スパークトークンの発行は1000億枚。
そのうち、250億Sparkは開発者であるフレアに、300億Sparkはネットワーク運営を行うフレア財団に寄付される。
XRP保有者にエアドロップとして450億Sparkが配布される予定。
ただし、受け取らなかったSparkはバーン(焼却)されるので出回るスパークトークンは少ないとされる。
以上のことからスパークトークンの価値があがっていく予想が立てられる。