『ふたりのみらい』

「どうすれば、君に許してもらえるの?」

ぼくは途方に暮れた。

彼女の「くせ」がまた顔をだした。

こうなると手がつけられない。

ぼくのことなどまるで意に介していない。

彼女はけして満たされることのない、まるで砂漠の水源のようだ。

いつものように一心不乱にキャンバスに描きなぐりだした。

ぼくのえんぴつで

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