【2021年・冬】みかんのシロップ -その3-
2021/01/18(月)-ビン詰め9日目-
この日から妙に白濁してるなぁとは思ってたんですけど、
氷砂糖もだいぶ減ってきて「あと少しで完成かなー」とか余裕ぶっこいてました。
まさかこの2日後に強制終了させるとも知らずに…
2021/01/19(火)-ビン詰め10日目-
おわかりいただけただろうか?
小さな気泡が連なって現れている。
これは浮かばれないみかんの魂がシロップの液面に漂っているのだ。
まるで「なんであんなに強く振り混ぜたんだ…」とでも言うように…。
はい。
フタを開けると「プシュッ」って言いました。
この日は「発酵」という現実から目を背けて、
みかんの皮パックをスケープゴートにして抜き出したあと様子見をすることに決めました。
2021/01/20(水)-ビン詰め11日目-
お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?
この日はフタを開けると、
「ブシュッ」って言いやがったので発酵しているという事実に向き合わざるをえなくなりました。
わかります?
この…半角から全角になって、
「Pu」から「Bu」になった時の気持ち。
正直「めんどくせぇなぁ」ってDV彼氏のような気持ちになりました。
とにかく、発酵を止めるために火にかけることに。
保存瓶も空気との接地面が広すぎるし、
なにより冷蔵庫にいれておくのも大変なのでジョニーウォーカーの空き瓶に移し替えることにしました。
どんなに下準備を丁寧にやっても、
あまり調子に乗って振り混ぜすぎると裏世界でひっそり幕を閉じる。
2021/01/21(木)-味見-
こうして見るときれいなんですけどなぁ…
本当はもっと透き通ったシロップになってるはずだったんだけどなぁ…
なんか氷砂糖の中にほのか〜にみかんの風味がする。
駄菓子のビニール容器に入ったジュースを飲んでるような、
そんな懐かしい味でした。
でも童心には返れなかったですね。
だって、今回は失敗してしまったんでね。
もっとこう…「みかんっ!ぼく、みかんっ!!」みたいなシロップを作りたかったんだよ。
〜まとめ〜
まず、今回の反省点として
「シロップに構いすぎた」
というのが最も大きいかもしれませんね。
1日に2~4回振り混ぜてたし、
なんならビン詰め7〜9日目にかなり強めに振ったり傾けたりしたので。
もっとソフトに扱うべきだったし、
もう少し放任主義でもよかったかなと思います、反省。
それと、次回みかんのシロップ作りをする時は、
薄皮の処理とかしないでヘタだけ取って、
皮ごと漬け込んだ方が「みかんっ!ぼくみかんっ!!」みたいなシロップができるかな?と…
他にも、いろんなレシピを見てたら結構な頻度で、
「レモン果汁を絞って入れる」
って文言を見かけたんですよね。
これ、実は発酵防止のために入れる側面もあるようです。
あとは色をキレイに出す効果もあるみたいなんですけどね。
まぁ失敗したとは言っても、
まずくて飲めないとか、腐ってるとかいうわけではないので、
ゆっくり消費していこうと思います。
紅茶に入れたり、ウィスキーで割ったりしたら結構飲めそうなので。
短い間でしたが、今冬のシロップ作りはこれにて終いとなります。
次回は春に「イチゴとブルーベリーのシロップ」でお会いしましょう。
おれ、イチゴとブルーベリーのシロップが成功したら、
そのシロップかけてかき氷食べるんだ…。