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『第1回 リハーモナイズ 大会』結果発表

はじめましての方ははじめまして!

すでにご存知の方は、お世話になっております!

菊花ゆいです。普段は作曲家&音楽講師として活動しています。

12月頭に開催した『第1回 リハーモナイズ 大会』企画。
いよいよ結果発表です。

と、その前に・・・

大会裏話を。

リハーモナイズ とハーモナイズについて

まずこのリハーモナイズ 大会、すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが正確には『リハーモナイズ 大会』ではなく『ハーモナイズ大会』です。

・リハーモナイズ 
→メロディにコード進行がすでについていて、新たに付け直す作業。

・ハーモナイズ
→メロディにコードをつける作業。

今回は第1回目ということもあり、
①まっさらな状態から参加者の方々がどんなコード進行をつけるのかみたい
②似たようなコード進行ばかりになるのを避けたい

という理由からリハーモナイズ 大会という名前を借りながら、実際にはより自由度の高いハーモナイズ作業を行っていただきました。

2部門にした理由

今回投票の基準として
・技術的に最も素晴らしいと思ったリハモ案 
・楽曲を最も輝かせたリハモ案

2部門を用意しました。

何故2部門用意したのかですが、テクニカルに偏ったコード付けと楽曲を最も輝かせるコード付けは個人的に別物だと思っていて両立が難しいのではないかと思っていたからです。

それでは、各部門の結果についてです。

投票結果

・技術的に最も素晴らしいと思ったリハモ案 
→No.14 
・楽曲を最も輝かせたリハモ案
→No.19

が最も視聴者さんに刺さり投票数が多かった案となります。

考察

ここで驚く事が一つ。

各部門の上位3案がまったく同じ番号となったのです。

技術的に最も素晴らしいと思ったリハモ案の上位3案は、No.14、No.19、No.23(No.19、No.23は同じ票数)
※これらベスト3で総票数の28.7%をしめる

楽曲を最も輝かせたリハモ案の上位3案は、No.19、No.14、No.23(No.14、No.23は同じ票数)
※これらベスト3で総票数の60%をしめる

興味深いコード進行の案は選ばれた案以外にもありましたが…選ばれた傾向、そして備考欄などのメッセージから推察すると

・ハーモニックリズムがメロディにマッチしているのか
・ラストの終わり方がしっかりメロディにハマっているのか(どう締めるのかは印象に特に強く残る)
・テクニカルに偏ったとしても、あくまでもポップスというカテゴリーとして楽曲としてサウンドしているか

これらをリスナー側は重要視しているようです。
楽曲制作を行う際もポピュラーミュージックを前提とするならば、これらの点は特に意識した方が良いことなのかも知れません。

次回について

いただいたご意見

投票フォームには備考欄がありまして、その中で沢山温かいメッセージを頂戴しました。ありがとうございます。
何点か次回開催時のアドバイスを頂戴したので、回答付きで掲載させていただきます。

  • スマホで再生したとき、伴奏のキーが低いと聞き取りづらく残念でした。
    →次回は、音域指定を検討しております!

  • ハーモナイズとリハーモナイズが混合していた気がします。大変ですが、参加者の方がどう考えてコードを付けたか分かればより有意義になるかもしれません。
    →冒頭に記載した内容の通り、今回はハーモナイズ寄りとなりました。
    ただ勘が良い方はすでにお気づきかと思いますが、今回のメロディのサビは明らかに王道進行であるⅣ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵmがハマる進行でしたね!
    これを基に崩して行った方が多いのではないでしょうか。
    参加者の方がどう考えてコードを崩していったのかが分かると確かにより有意義になるかもしれませんね!
    大会後にインタビューを行うなど方法を検討してみます。

  • それぞれの案を聴きながら考えていて、参加者や選考者の方々の意見も聞いてみたくなった
    →次回は投票時に選んだ理由を一言書いてもらう方法を検討しています。
    そちらも合わせて発表することができれば、参加者側も何故その案が好まれたのか、リスナーの感性を知れてより勉強になるかなと!

個人的反省点

  • 人数について
    →人数が少し多かったかも知れません。主催する側もまとめるのが大変というのは勿論なのですが、聴く方も大変だっただろうなと・・・。笑
    今回は大規模なイベントとなりましたが、次回は、10人〜15人で行うというのも検討しています。

  • メロディ音源がノーマライズされてしまった。
    →直前にCubaseからLogicに乗り換えるという苦行を行ったため、Logicの仕様を知らずバキバキにノーマライズされたメロディ音源を送るハメになってしまいました😭指摘いただいた方はいなかったものの、聴きづらかったかも知れません・・・。

  • 音量について
    →ラウドネス基準は設けたのですが、各案の音量がバラバラになってしまって、直前に主催側で揃える事になってしまいました。この辺り次回はもう少しやり方を検討したいです。

最後に

以上が、『第1回 リハーモナイズ 大会』企画。でした。

第1回とつけたものの、正直あまり需要がなければこれで終わりでも良いかな〜なんて思っていたのですが、思ったよりも次回を熱望する声が多くこれは次回もやるか〜!となっています。

次回はバラードにしようかな〜なんて。
一番コード付けも凝りがいがあって、楽しいですしね。笑

どんなリハモが飛び出すのか、今から楽しみです。

こんなマニアックな企画に付き合ってくださった参加者のみなさま、投票いただいた方々ありがとうございました!!!

それではまたお会いしましょう、菊花ゆいでした!


P.S.このブログでは、DTMに関するあれこれを書いています。
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菊花ゆい
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