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椎名林檎に一生ついていくと決めた
明確に、いつから好きだというのは覚えていないが、自分にとってかなり長い期間、椎名林檎さんが好きだ。
たぶん、ポルノグラフィティと同じくらいずっと好きで、あまり聞かない時期があっても戻ってくる。
※この後ライブの話をします(具体的なセトリなどの話はしていません)
※この後敬称略で進めます
そんな憧れで大好きなアーティストのライブに、初めて行ってきた。
好きなのになぜこんなに長い間ライブに行っていなかったのかというと、ポルノグラフィティと同じで、人が多い場所が苦手、チケットが取りづらい、ライブの"ノリ"みたいなものに合わせられるのか?という不安からだ。
特に最後のライブの"ノリ"については、まわりの席の方々に、いやな思い出を残すことがあるかも、という考えから。
ただ、女性アイドルのコンサートに行った際、考えてみれば当たり前だが、だれもまわりのオタクのことは見ておらず、ステージ上の推しのことを見ていた。
それ以来、あからさまにルール違反をしていなければ行っても大丈夫かも、と思えたので、行けるときで行きたいときはチケットを予約している。
先ほど書いたとおり、椎名林檎のライブはチケットが取りづらい(当たりづらい)。私もその洗礼を受けた。
そもそもライブに行こうと思ったのが8月だったため、さまざまな先行抽選は終了していた。かろうじて2種類ほどの先行抽選はことごとくはずれ、とうとう一般先着チケットのみとなった。
さいたまスーパーアリーナに行きたいと思っていたが瞬く間に売り切れ、その他開催地がぱらぱらと残っていた。
頭をフル回転させ、自分が一番行きやすい開催地はどこか考え、無事、新潟公演のチケットを得ることができた。
初めてのライブに備え、Twitterなどで「椎名林檎 ライブ」「椎名林檎 ライブ 持ち物」などと検索したものの、すでにたくさんの古参ファンがいる界隈なのか、得られる情報は少なかった。
しかし今回のツアーに参加する方々のツイートは見つけたため、その方々のツイートを参考にさせていただいた。
結論、特に何も必要なかった。
※「ペンライトなどは禁止だが、椎名林檎のライブでは手旗を振る」という情報を得たので、会場で手旗と現世御利益バッジを手に入れたものの、手旗をどのタイミングで振るのか掴めず、ただ掲げていた。
会場は混雑はしていたけれど、そこまでではなく、すんなり入退場できた。
席はかなり後方だったものの、大型ディスプレイがあったり、いつもライブは後方席が多かったり、後方でゆっくりしたいため、特に気にならなかった。後方は後方で、客席も含めて全体が見えるので楽しい。
開演まで、後方から客席をぼーっと眺めていた。性別や国籍、年齢など関係なく、多種多様な方々がいた。
初めてのライブに緊張していたが、椎名林檎が歌っている姿、歌声を聞けて、一曲目から感激していた。ばかみたいだが、「本当に椎名林檎は存在するんだ!」と思った。
セットリストも、今回出たアルバム曲だけなのかと勝手に思っていたが、その他の曲も披露してくれた。アンコール含めライブの最後の曲は、私が病んでいるときにずっと聞いていたアルバムの曲だった。そのアルバムの曲は他にも披露してくれて、支えられてきた曲をたくさん聞くことができた。
MCは皆無で、歌声以外で聞けた言葉は、アンコール一曲目直前の「今日はありがとう」、ライブ最後の曲が終わり舞台袖に戻っていく途中の「ありがとう」だけだった。(あと、最後の曲です、もかな)
なぜかはまったく分からないが、このとき改めて「椎名林檎に一生ついていく」と決めた。
何かをずっと好きでいることには、それなりの理由があり、私の椎名林檎への好きだという気持ちは、今回のライブにすべてあった。(と言語化できないくせにこう感じた)
ライブが終わったあとは、「本当に椎名林檎っているんだ」、「昨日のライブは夢だったのか?」、「がんばってチケット取ってよかった」とぼんやり考えていた。
そして本当に個人的なことだが、数年前の大病み期(おおやみき)に、「ポルノグラフィティと椎名林檎のライブに行ってから死ぬ」という目標(希望)を掲げており、それが今年で叶ってしまった。
希死念慮的なものは落ち着いているので、ハイ死にますねという話ではないが、大きい目標を達成?してしまい、少しだけ完全燃焼のような気持ちだ。
なので、「猫2匹を看取ってから死ぬ」という新しい目標を作っておく。