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【コミックマーケット】今年の冬コミで101回目!その歴史と魅力について少し語らせてください!

皆さんこんとむとむ~!オタ活ライフいかがお過ごしでしょうか!
11月も半ばを過ぎ、学業やお仕事も年末に向け、ギアがかかってくるのではないでしょうか。ギアがかかってくると言えば、そろそろ『あれ』に参加される方は原稿に追われる日々が…。そう!今年もやってきます『コミックマーケット』。今では日本のカルチャーとして一大イベントとまで言われ、海外からも人気が高いイベントのひとつです!

※2022年8月14日C100の時の写真

皆さんはコミックマーケットに参加されたことはありますか?テレビやSNSで名前は聞いたことあると思いますが、実際はどんなことをしているのか。また、昔と今ではコミックマーケットがどう変化しているのか。毎年参加している、とむ視点から少しコミックマーケットの魅力について紹介したいと思います!

1.コミックマーケットのなが~い歴史!

毎年8月と12月頃の年2回、東京国際展示場『東京ビッグサイト』で開催されるのがコミックマーケット。開催期間は現在では主に2~3日間。8月に開催されるもの「夏コミ」、12月に開催されるものは「冬コミ」と呼ばれています!2022年8月に開催されたコミックマーケットで、開催回数は定期開催だけで100回を数えています!年に約2回ということは…約50年も続いているんです!すごいですよね!

コミックマーケットは回を重ねるごとに大規模化しており、2010年以降から徐々にメディアやSNSを通じて一般の方含め多くの方に知られるようになっていきました。2013年夏に行われた『コミックマーケット84』では東京ビッグサイトを3日間借り切った状態でサークル参加者数は約3万5000スペース、一般参加者数は約60万人以上の参加者と過去最高の参加人数だったそうです。1日平均の来場者が20万人というのは圧巻ですね!コミックマーケット準備会がサークル参加者に提供するブース(「スペース」という単位で呼ばれる)参加資格にようなもの)にはもちろん限りがあり、いくつかの特例(用意した大量の頒布物を捌く必要性から毎回2 - 3スペース分を準備会より与えられる一部の大手サークルへの優遇など)を除いては書類審査と抽選によって選ばれます。参加するジャンル(アニメ・ゲームの作品タイトル)などによりますが、応募のおよそ50 ~70%程度が当選し、残りは落選という抽選形式になります。まさに選ばれたサークルがこの一大イベントに自分の作品を出展できるというわけです!

第1回のコミックマーケットは1975年12月21日、東京虎の門の日本消防会館会議室にて、参加サークル32、参加者推定700名で開催されたらしいです。また、参加サークルの半分近くを学漫(学校内クラブ活動としての漫画研究会)が占めていたとのこと。コミケ準備会によると、入場者の9割余を『中高生の少女漫画ファンを中心とした女子』らしく、当時から美少女物への人気は高かったんだなと感じました。そんな1975年から現在まで、長きにわたり伝統を受け継いできたのが今のコミックマーケットになるわけです!もし、タイムマシンがあったら昔のコミックマーケットに行ってみたいですね(笑)

2.漫画やゲームだけではない、様々なジャンルと参加者!

コミックマーケットは世界最大の同人誌即売会です。多種多様な同人サークルが自作の物品を展示・頒布するのがコミックマーケットですが、イベント名から漫画やアニメだけを扱うイベントと思われがちです。実際にそう思っている一般の方も少なくないと思います。実は、規則に抵触しない限りはどのようなジャンルの作品でも頒布可能なんです!漫画・アニメ・ゲーム以外の音楽・アイドルグループのファン同人誌、ゴスロリ服やコスプレ衣装、手作りアクセサリー、同人ハードウェア、ガレージキット、人形作家による人形、教師・看護師・操縦士・鉄道員・エンジニアなどの専門的職業従事者の日常が描かれたものから、ペット・ガーデニング・紅茶などの愛好家による同人誌まで本当にジャンルは様々!現代日本の様々なポップカルチャーが一堂に集うイベントなんです!

私がこれまで参加してきた中で特に印象に残っていたサークルが、様々なペストマスク(くちばし型のマスク)を自作し頒布しているペストマスクサークルや、日本各地のラーメンを食べ歩き本にしているサークルがありました(笑)

今ではサークル参加での展示・頒布の他にも、大手企業が出店する企業ブースやアニメ・ゲーム作品の登場人物になりきりコスプレを披露するコスプレイヤーさんの参加などその枠は広がっています。また過去には芸能人のサークル参加やお忍びでの一般参加などでテレビやSNSで話題になったこともあります。今年の夏に開催された夏コミ、C100ではとあるサークルでマフィア梶田さんが売り子として立っていたのが話題となり長蛇の列ができていました!

※2022年8月14日C100の時の写真

3.コロナ過での対策と洗練された動き!

年々規模が大きくなり参加者が増えていった中で、近年特に問題視されていたのが『新型コロナウイルス』です。約2年前の2020年は、コロナウイルスの影響で開催が中止となるほど、影響は計り知れませんでした。私も当時開催が見送られると知った時はとても残念で仕方ありませんでした。

それからコロナウイルスの感染が少しずつ落ち着いてきたころに、規模を縮小し感染症対策をしての開催が決まりました。この時、様々なメディアや一般の方からは開催へ不安の声もありました。ですが、万全の対策とこれまでの経験から集団感染もなく大きな事件・事故等もなく無事に開催でき、今年の開催へと至りました。

感染症対策では、入場ゲートでの検温・消毒はもちろん、参加者はワクチン接種証明書、またはPCR検査陰性証明書の提示が必須となり、スタッフの皆さんの抜かりない対策がなされていました。実際に昨年の冬コミに参加した際に目の前の方が証明書を持ってきていないため、入場をお断りされているのを目の当たりにしました。ここまで徹底していることに感心したと同時に今まで積み重ねてきたものを守ろうという信念を感じた瞬間でした。

感染症対策はもちろんですが、実際に東京ビックサイト内に入ってからの対応も素晴らしかったです。各参加サークルでの消毒、アクリル板など飛沫感染防止のパーテーション、列形成時の間隔調整。そのほか列移動の際のスタッフの誘導や定期的なアナウンス。スタッフだけでなく参加者全員がコミックマーケットを成功させようと一丸になっている空気感が何よりも素晴らしかったです!

4.まとめ:すべてのオタクに愛されるお祭り!

記念すべき第100回に参加した際に、自分はこの空気感が好きだなと改めて感じました!みんなの大好きなもので溢れ、それぞれが自分なりの形で表現し、思い思いに楽しんでいる。一度参加してからは、もうコミックマーケットの虜になってしまいました(笑)12月の開催で第101回目を迎えるコミックマーケット。コロナ過にも負けず、オタクたちの熱き魂で最高のイベントになることを祈っています!もちろん私も101回目も参加するので愛と思いやりをもって楽しみます!101回目に参加した際にはどんな様子だったかを記事にしたいな、とも思っていますのでその時はよろしくお願いします!

※2022年8月14日C100の時の写真

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