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Ya Ya

僕は歌うことが好き。小さい頃からずっと好きだった。初めて覚えた曲は、尾崎紀世彦の「また会う日まで」だったらしい。2歳の頃、近所の高谷さんのおばさんが、僕に会うたびにリクエストしていたようだ。一曲歌いあげると褒めてくれて、お菓子がもらえたようだ。パブロフ犬のように、おばさんに会うと歌って聞かせたようだ。もうそのおばさんはいない。生前、大人になった僕に会うとその話ばかりしてくれた。「2人でドアを閉めて🎵2人で名前消して♬その時心は何かを🎶話すだろう」歌詞の意味も知らないのに、いつも聞くたびに切なく感じたのよ〜。

今でも、僕の歌は切ないのかもしれない。週に1回必ず唄いにいっている。僕のソウルメイトもカラオケ大好き。僕以上に好きなのかもしれない。昨夜は、いつも行く蒲田のA Dayじゃなくて、巣鴨のミュージックパブ南へ行った。ここは、生バンドで歌が唄える。生と言っても、ギターとドラムだけだけど。演奏者は疲れちゃうから、時間が決まっているんだけどね。でも、5曲くらい唄っちゃった。気持ちが良い。嫌なことなんて全部忘れちゃう。自画自賛で申し訳ないが、下手ではない。高谷のおばちゃんじゃないが、知らないお客さんには、必ず褒めていただく。唯一、精神が保たれている時間かもしれない。歌もまた力を与えてくれるもの。死ぬまで唄いたいな。

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