心を込めた介護で笑顔と涙|永渕さんが見つけた理想の職場、ライフホープ
きぼうグループでは、「どうすればもっとスタッフが働きやすくなるか」を常に考え、現場の声を大切にしながら職場づくりを行っています。
今回は、「ライフホープ鶴原」で働く介護スタッフの永渕 久美(ながぶち くみ)さんに、職場の雰囲気や仕事のやりがいについてお話を伺いました。
[取材・執筆・校正]
株式会社ストーリーテラーズ 栗田加奈子
「寄り添う介護」への想いを叶える|ライフホープとの出会い
――介護業界に入ったきっかけを教えていただけますか?
母の介護がきっかけで、この道に興味を持ちました。ありふれたきっかけかもしれませんが、7年間にわたる介護の末に母が亡くなった時、ふと思ったのです。
「自分にも、母や父のような人たちの役に立てることがあるのではないか」
その想いを実現するための第一歩として、病院の介護士としてキャリアをスタートさせました。
――ライフホープを選んだ理由は何だったのでしょうか?
「ここなら、じっくりと一人ひとりに寄り添える介護ができそう!」と思ったからです。忙しい病院の環境では、患者さん一人ひとりとゆっくり向き合う時間を持つことが難しく、どこかもどかしさを感じるようになっていました。
そんな日々の中で、介護の本質について考えるようにもなりました。
思い悩んだ末にたどり着いた結論は、「もっと、じっくりと、一人ひとりに寄り添える介護がしたい」ということ。
そんなときに目に留まったのが、近隣のライフホープ鶴原。その綺麗な外観とあたたかな雰囲気に惹かれ、思ったのです。
「きっとここは、私の想いを実現するのにピッタリな施設!ここでなら、じっくりと時間をかけて、利用者さんと向き合いながら過ごすことができそう!」
その直感に従い、迷わず応募し、現在に至ります。
「心を込めた介護」で泣いて笑って|ライフホープでの日々
――一番やりがいを感じる瞬間は、どんなときでしょうか?
みんなでワーッと笑ってるときですね!
介護の仕事は時に大変で、落ち込むこともあります。でも、気づいたんです。暗い顔をしていても1日は過ぎていく。だったら、楽しく過ごした方がいいって。
ということで、私のモットーは、1日1回みんなでワーッと笑うこと。些細なことでいいんです。笑って明日が迎えられたら、こんなに嬉しいことはないなって思います。
そんな感じでいつもバタバタしているから、「小走りちゃん」なんてあだ名まで付いちゃいました。まるでお笑い担当。「止まったら死ぬんじゃないか」なんて冗談を言われることもあるんですよ(笑)。
でも、そんな言葉に元気をもらいながら、日々楽しく、一生懸命に取り組んでいます。
――では、一番大変だと感じる瞬間はありますか?
利用者さんへの思い入れが深すぎて、お別れの時は必ず泣いちゃうことですね。 何度経験しても慣れなくて。笑顔で送り出してあげたいのに、つい目がウルウルしちゃうんです。
もしご家族がお見送りに来られなかったら、私が耳元で「好きやで」って囁いたりします。
もう誰が誰かわからない状態だとは思うんですけど、一瞬でもほっとしてもらえたら嬉しい。そんなことをしながら、自分がワーッと泣いちゃってるんですけどね。
家に帰っても、つい施設のみんなのことを考えてしまいます。 「ちゃんとご飯食べてるかな」「今日の野球の試合見てるかな」とか。
いつもこんな調子で、オンとオフの切り替えは苦手かもしれません。
――永渕さんのような方に寄り添ってもらえて、ご家族の方は安心だと思います。
「患者さんや利用者さんのやりたいことを叶えてあげたい」 「サポートできる人になりたい」 この想いは、病院で働いていた頃から変わらないんです。 だから、そう言っていただけるとすごく嬉しくなります。
一人ひとりの利用者さんとじっくり向き合える時間があること。これは、ライフホープ鶴原の魅力のひとつだと思います。 実は、友達にも自慢しちゃうくらいなんですよ。
「質重視の介護」と感謝の気持ち|永渕さんの仕事観
――きぼうグループの自慢できる点があれば教えてください。
私たちの仕事ぶりをしっかり見てくれるところですね。「どんな介護をしているか」「利用者さんとどう向き合っているか」 そういうところを大切にして評価してくれるんです。
私は鼻ピアスやネイルをしていて、明るい髪色の同僚もいます。 でも、そういったことは全然問題にならない。 むしろ、利用者さんとの会話のきっかけになったり、 コミュニケーションを深めるツールにもなったりするんです。
「個性を認めてくれる」それが、ここの良いところ。 でも何より、「私たちの介護の質を見てくれる」 そんな環境で働けることを、とても嬉しく思っています。
――ライフホープはどんな人に向いていると思いますか?
前向きで思いやりのある人に向いていると思います。
時にはスタッフ同士で意見がぶつかることもあるけれど、ここには、それを乗り越えて助け合える環境があります。だから、チームワークを大切にできる人なら、きっと活躍できると思います。
私は、この施設がナンバーワンだって胸を張って言えちゃいます。 なぜなら、 上司が好き、仲間が好き、そして何より利用者さんが大好き。 この「好き」がいっぱいあるから、毎日頑張れるんです。
人を好きになれる人、「好き」を大切にできる人にピッタリの職場だと思います。
――将来的にどのようなキャリアを築きたいですか?
実は、具体的なキャリアプランはまだ決めていません。それよりも今、強く感じているのは、恩返しの気持ちです。
社長がnoteで書いていたんです。「社員をもっと幸せにしたい」「ここで働いて良かったと思える社員を増やしたい」って。その言葉を読んだとき、すごく心が温かくなりました。
社長のその想いに、なんとか応えたい。今の私の中で、その気持ちがとても大きいんです。キャリアよりも、この会社への感謝の気持ち。それを形にしていきたいと思っています。
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母の介護をきっかけに介護の道に入り、ライフホープで理想の職場を見つけた永渕さん。「小走りちゃん」の愛称が示すように、笑顔と元気いっぱいの姿が印象的でした。一人ひとりに寄り添う介護への想いと、個性を認め合う職場環境への感謝の気持ちが伝わる、心温まるインタビューとなりました。
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