大物芸人の与える影響は視聴者にとっては微々
固有名詞を出すことがなんとなく憚られる。
が、気にしすぎても思考整理の邪魔になる。
若干日和った前置きをしつつ。
松本人志が活動休止している。
それに伴い、彼の冠番組に代行MCが続々と入っている。そんな番組たちを、あまり気にせずに視聴していたが、この2か月あまりで、明確に感じたことがある。
それは、出演している人たち、特に芸人の方々は、松本人志に向かって話をしていたんじゃないか。ということ。
これまでの番組を熱心に見ていたわけではないので、何がどうという細かい話は難しいのだが、どことなく松本人志がMCでいるときより、番組自体の面白さ、面白いと思うポイントが異なってる。
テレビ越しに、視聴者に向けて話しているな、視聴者を笑わそうとしてるな。と感じている。
そりゃぁ、大御所の前でヘタなことはできない緊張感もあるだろうし、シンプルに憧れている人も多いだろうから、そんな人に「面白いと思ってほしい」という感情があるのは必然だと思う。こういうのは無意識下なので(そんなつもりない)も当然の話。
だから、何かを否定するわけでもなんでもなくて。
ただ私は、松本人志のいない松本人志の番組が、以前よりもラフに楽しめている。という事実を確認してる。
私が感じているこれが「番組を残すぞ」「席を守るぞ」という、芸人たち及び番組スタッフの気概なのであれば、こんなに素晴らしいものはないと思う。
これまでのエンタメを築いてきた先駆者の一人に変わりないし、
まだまだ、後世に残せるものを持ってる。
まだまだ、誰かの憧れとして存在していないと、きっと界隈が困る。
彼が戻ってきたとき、どう感じるんだろうな。私は。
松本人志の活動再開を、こんなふうに待っているのは、なんだか不思議な話だ。
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