欠けた味
フランスの小説家マルグリット・ユルスナール Marguerite Yourcenarが書いた短編集「東方綺譚 Nouvelles orientales」に、源氏物語の「雲隠」を題材にした「源氏の君の最後の恋」というものが収録されていると知った。
Wikiのフランス語版にはそのあらすじが紹介されていた。それによれば‥‥
「男やもめとして50歳に達した彼は、自分が死に始める時が来たことに気づきます。彼は街を離れ、山の斜面にある庵で日々を終えることを決意します。なぜなら、チンギは嵐のような人生を送っており、詩を読むとき、最も哀れな愛の詩にさえ存在する味が欠けていることに気づくからです。」(Google訳)
同作品にはちゃんとした邦訳もあるそうだけど、あまり近付かないほうがよい気がしてきた;
(2024.8.27)