台湾茶を買う夢
台湾茶の店に入った夢を見た。
その店は私が今住んでいる街に新しくできたらしく、様子を見に行ってみる。
建物は昭和の頃からあったように古く、以前台北で茶を買いに行ったとき入った林華泰茶行の店舗によく似ていた。
中国風の額を掲げた店に入ると店員はおらず、中は薄暗くて、大きく丸い茶の缶がたくさん並んでいる。
量り売りをするため口が開いたままの缶があって、その脇には古風な上皿の竿秤が置かれていた。
店の奥は中庭に続いており、明るい日差しが射して椰子や羊歯の葉を照らしていた。
やがて南方系の顔立ちをした女性が現れて、にこにこしながら、これを飲んでみてと茶を勧めるが、その茶が尋常なものではない。
器が小さなどんぶりのような陶器で、そこに茶葉、干した柑橘の皮、未知の果実を干したものが山盛りになっており、その上から湯が注がれている。
器を受け取って茶を口に含むと、それは意外と爽やかで、上品な柑橘の香りとほんの少しの甘味が含まれている。
気に入ったので、その銘柄とその他の凍頂烏龍茶を買うことにしたが、そこで気が付く。
様子見のつもりだったので、どれだけの量をいくつの包みで買うかを決めておらず悩んだという夢だった。
(2023.1.31)