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धम्मपद-अट्टकथा?
幼い我が子を失った母親が、遺体を抱えてブッダの元を訪れ、不死の薬を請い求める。
ブッダは彼女に、これまで一人も死人を出したことのない家に行って芥子の実を貰ってくるように、と言う。
彼女は家々を訪ね回るが、 そのような家はどこにも無いことを知り、悲嘆に囚われていた心に一条の光が射す。
高校で学んだ公民科の資料にこの話が載っており、印象に残っていた。
先ほど調べたら、5世紀頃の仏教学者ブッダゴーサが著した法句経の注釈書である、ダンマパダ・アッタカター Dhammapada-atthakatha に出てくる説話だという。
これはパーリ語で書かれており、南伝の上座部仏教に伝わる経典らしい。 なるほど。いわゆる「ブッダの言葉」として引用されるスッタニパータと同じなんだ。
「ブッダの言葉」は、色即是空とか言っている難解な北伝仏教の経典とはだいぶ違っていて、人生を生きるための世俗の知恵に近いなと思っていたけど、そういうわけだったのか。