散逸構造と動的平衡
私が求めるものは、「混沌」じゃないな。
かといって、かっちり固まった「構造」でもない。
あえていうならば、「構造の幅」と「メタ構造」。
活字に記されたものならば、そこから読み取れるもののバリエーションと、そのバリエーションを絞り込むための背景や思想。
キーワードは「散逸構造」と「動的平衡」だ。
これでもう一生ご飯が食べていける。
人が変わるとは、動的平衡状態にある構造の中央値が移動することであり、それは構造の一体性を保つために必要な条件である。
しかし、時間の断面を捉えた外形が人格であるとする見方からは、以前の断面と現在の断面が大きく違っていれば、それは人が変わったのだと見做される。
構造とは、要素の存在を前提としているのか。それとも、要素がなくても概念としてあると考えるものなのか。根源的な問い。
それは、構造とは何か、という問いに帰着するのか。
(2024.9.28)