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紅>黄>白>黒>青>
現ウクライナのガリツィア地方を、ルーマニアとの国境に接する地域だということで、GoogleVRでヴァーチャルドライブしてみたことがあった。
特に目を引くものもなかったのでそれきりになっていたけども、今、機会あってガリツィア地方の歴史を参照してみたら、いろいろ複雑なところだったと判明。
この地域は17世紀以降に「紅ルーシЧервона Русь」という名称で呼ばれていたらしい。現在のベラルーシにあたる地域が「白ルーシБела русь」と呼ばれているのと同様だ。
なぜ色の名前を冠して呼ばれたかというと、その昔モンゴル軍がこのあたりに侵攻したとき、中国の五行思想に則って、南方を指す紅を冠して名付けたのが起源だという(白は西)。
ならば、黒ルーシや青ルーシ、黄ルーシもあったのかと思い探してみたら、黒ルーシЧорна Русьというのを見つけた。現ベラルーシの北西部を指す歴史的地名だという。
青や黄はわからなかった;
(2024.3.28)