DAY12 : 自画自賛食堂
本当は料理が得意だと言いたいけれど、得意なのかと聞かれたら小声でしか答えられないぐらいの自信しか持ち合わせていない。
どっちかというと料理は ”好き” だという気持ちの方が強い。
けれど最近発見したのは、
”見た目がきれいではないけれど、確実に美味しいご飯は作れる”
ということ。
しかしこれは、自分がコックさんでありお客さんでもあるというパターンに限る。
つまり、人様にお出しするには値しないものだけど、目の前の人(自分)にとってはドンピシャな味を叩き出せる。
これが私の得意なことである。
料理は誰かのために作るものだとずっと思っていた。
けれど、他人のために作っているときは何も楽しくなくて、その人が一口目を食べ始めるまで心臓がドンドコと鳴り止まない。
緊張や不安が凄まじくて、作っている段階から食べる人のことを考えすぎるが故に、想像よりも疲れてしまう。ストレスがかかりすぎてしまう。
料理に見た目が重要なのは知っている。
きれいに盛り付けてある料理の方が食欲をそそられることも知っている。
でも、なんで見た目がきれいじゃないのに美味しく食べられるのかを考えたら、作る過程を知っているからだ。
どんな食材を使っていて、どんな味付けをしているのか、その全てを見ているから作っている最中にすでに食欲をそそられているのだと。
そして、私が私のために作っているから、いわゆる愛情もこもっているのだと思う。
だから私は私にとっての100点を引き出せる料理を作ることが得意なのである。
私は見た目がどうであれ、味が良ければそれで良いみたい。
これってさ、好きな人のタイプとかと比例したりするのかな?料理の見た目までこだわるタイプの人は見た目にこれは外せないっていうこだわりがあったりとか。
DAY12 : 自分の得意なこと