#2 結婚と将来＜2017年8月＞

2016年4月に日本で知り合って、8月にはプロポーズ。
プロポーズからの1年後、式を挙げようとお互い約束をしました。

妻は日本人ではなく、オーストラリア人。

世間一般では外国人と呼ばれる。

日本人から見た外国人は、自分を持っていて個性が強くて、自己主張を通す。時間も守らない。

僕が小さいころから抱いてた外国人のイメージは偏見かもしれないけど、そんな感じだった。
だから結婚するなら『味噌汁の味がわかる日本人』、これも偏見だけどそんな風に思っていた。

でも自分の妻は、このイメージとは本当に対局で、日本食が何より好きだし、味噌汁も作れる。

自分の事より、まずは相手の事を考えられるし、時間厳守で控えめで、気の優しい、一緒にいて疲れるどころか自然体でいられる、

日本人のような外国人だった。

初めて会ったとき、食事に行っても、必ず僕が箸をつけるまでは、自分の箸を付けない。

ずっと待っているんです。

結婚してからもその習慣は変わらないんだけど、その彼女の性格が印象的で好意を持つようになった。

そんな人をもちろん男として放っておかないわけはなくて、僕たちは2017年8月、オーストラリアで結婚式を挙げた。
当初は、日本に住む予定で考えていたので、花婿より花嫁が主役の結婚式。妻の友達やたくさんの親族にウエディングドレス姿を見てほしかったので、日本ではなくオーストラリアでの式を選んだ。

二人とも飛行機が好きだったので、デートでは飛行機を見に空港には良く行った。

そんなとき、飛行機を見る妻が僕に言った。

「将来子供は何人欲しい？」

僕は「二人かな・・」って

妻は「私も」って

僕に満面の笑みを見せていた。