選挙はひみつ
私が小学生だった頃は、選挙というと、田舎の一大イベントで、ふだんつきあいのない親戚から電話が来たり、やたらに選挙カーが候補者や党名を連呼してたし(あんな田舎まで、よく来てたよなあ~)○○学会の人が熱心に集会に誘いにきたりしてた。
なので、子供の私も、誰が受かるんだろう、どこの党がいっぱい票を集めるんだろう(その結果が、総理大臣を決める・・・くらいの認識だった)って開票を楽しみにしていたっけ。
実家は商売をしてたから、両親は交代で投票に行った。
返ってきた母や父をつかまえて
「ねえねえ、おとうちゃんは、だれに入れたの?」
ってきいても、父も母も、にやにやして教えてくれなかった。
そうか。
選挙って、ひみつなんだなって、その時知った。
その後、選挙権を行使できる年齢になったけど、友達同士でも、ご近所さんでも、サークル仲間の間でも、
「誰に入れたか」「どこの党を支持するか」
は、なんとなくききにくい話題だった。
飲み屋さんでは、野球と政治の話はご法度だという。
素面では、真面目に性愛について語ることもない。
感情的にならずに、政治の話をできるようにならないと、民主主義も市民意識も育たないと思うけど、どうも日本には、なじまないらしい。
いよいよ、明日、投開票。
気候温暖化で、米がよく育つなんて言い放つ人が、実力者という構図はなんとかしないとなあ。。。
また明日。