ライブだよ、やっぱり。
一曲だけだけど、人前でピアソラを弾いた。
バンドを一緒にやっているバイオリニストが、本州からライブツアー中のギタリストさんと共演するライブに、よんでくれました。
リハもあんまできないし、ピアソラのナンバーはなんたって難解。
息を合わせるのも、リズムやキメのタイミングも、リハが何度も必要。
なので、テンポも比較的ゆったりとしていて、そんなにバラエティのない(演者によって、ずいぶん変わる場合もある)曲に入ることにしました。
そして、なんといっても、バイオリニストが
「kibana さんのオブリビオンのテーマがいい」
と言ってくれていた曲、「Oblivion(忘却)」
リハは、本番前に軽く一回だけ。
ギタリストさんとは、以前、一回だけ歌の方のバックに一緒に入ったことがあるけど、ギターのリードでやるのは初めてなので、どんな解釈なのかはちょっと心配。
札幌のバイオリニストとは、コロナ閉店直前の一昨年2月のライブ以来の再会。
会えたことが、何より嬉しかったし、そして横でバイオリンの音色が流れ、それとからめる喜びを、かみしめました。
お互い、ライブできない日々を耐え忍んできたから、本当に、人前でライブできるのはうれしい。
ミュージシャンは、やっぱり、お客様にきいていただいてナンボなんです。
お客様からパワーを頂いて、いい演奏ができる。
そして、たとえ一曲でも、人前で弾くからには。。と久々に仕込む日々。
この曲は、バンドで何度も弾いているけど、キィも違うし、尺も違うので、自分用に譜面を作り直し、自分で他パートを弾いて録音、合わせてみたり。
ああ。
久し振りに音楽してるなあ~と実感。
そして、爪を磨いて、マニキュアを塗る。
ヘアとメイクも整えて、衣装を選ぶ。
なんてことのない準備までが、久しぶりで新鮮。
この準備をしながら、だんだんミュージシャンモードになっていくんだも。
演奏後は、積もる話に花が咲いたけど、若手のピアニスト君が亡くなったというのを聞いて、がーーーーん!ショック@@
いろんな意味でキビシイ時代に音楽をやっているんだな、それでもやっぱり私らは演奏するしかないよね~うんうんとうなづきあう。
タンゴバンドでの、来年1月のライブも決まったし、またタンゴにとっぷり浸かる日々に戻ろう。
楽しい夜でした。
また明日。