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IRキャビネットのススメ

きばこと申します。エレキギターで曲を作ってる方あるあるだと思うんですけど、メジャーなアンシミュ使ってても「なんか音が薄っぺらい」ってことありません?
そんなことなくても、ギター(もちろんベースも!)出音をかなりリアルにしてくれます。そうIRならね。


IR(インパルスレスポンス)とは

簡単に言うと、インパルス・レスポンスとは、機材、音響環境、再生システムそれぞれが持つ音の特性を記録したオーディオファイルです。

Line 6 Japan「IRって一体何?」より

Google検索の一番上の結果を持ってきました。もともとは、リバーブの再現に用いられている技術だそうです。それをギターやベースアンプのキャビネットに応用しているということでしょう(たぶん)。
とにかく、IRキャビネットを使うと、ギターやベースの出音がより生々しくなります。AmplitubeにもIRローダーが付いてますね。

どうやって使うの?

DAWで使う場合は、IRローダープラグインを使います。
フリーのやつだと「Nad IR Impulse Response Loader」が有名かも。使ってたことがあります。2つのIRデータを読み込ませてミックスすることができます。

プラグインを挿して、プラグインの中でIRデータを読み込ませるイメージです。

あくまでキャビネットのシミュレーションしかしないので、これより前の工程は別の機材やプラグインなどで音作りする必要があります。

私はコンパクトエフェクターやギターアンプで入力までの音作りをしています。

今使っているIRローダー・IRデータ

フリーのIRローダーにフリーのIRデータでもいいといえばいいんですけど、やはりね、お金を出すと違いますよ。特にIRデータの方は。

IRローダー「THREE-BODY TECH CABINETRON

「IRデータ8つ読み込めるのに1つしか読み込んでいない」の図

何がいいんでしょう?
先ほど紹介したフリーのIRローダーは2つのIRデータをミックスできると伝えました。
こっちは8つ混ぜられます。
そんなに要るのか? わかりません。私も3つまでしか混ぜたことがありません。一つひとつのIRデータをけっこういじることができるので、「もうちょっとこうだったらいいのにな」を簡単に叶えてくれるところではあります。
後段にEQとかトーンマッチング機能とかあります。
トーンマッチングは、ターゲットとなる波形に音を近づけてくれる機能みたいです。最初からけっこうな数のプリセットが入っていて、使えます。
このプラグイン自体にもIRデータが付属しているので、すぐに使うことができるのは利点かも。ギターはIRデータを買いましたが、ベースは付属のIRデータとドライ音を混ぜて使ってます。十分なクォリティだと思います。

IRローダー?「IK MULTIMEDIA AmpliTube 5」

キャビネットにIRデータを読み込ませることができる

言わずとしれたアンプシミュレータプラグイン。
AmpliTube、今は専らエレピに挿してますがキャビネットをIRデータに差し替えると音が変わります。奥行きがでるというかなんというか。
超主観的ですが「自分好みの音になります」。
DTMやっていてギターを録っているひとは結構持っていそうなプラグインだと思っていますので試してみてください。

IRデータ「DYNAX IR EX CLASSIC ROCK BUNDLE

インターネットで誰かが「良い」って言っていたので鵜呑みにして買いました。
良いアンプ感だと思います。
満遍なくどのモデルのIRデータも使ってるので優秀なんだと思います。
単品よりセットのほうがお得なので、セットで買ったほうがいいかもしれません。
私は他にFender Twin Reverb のモデルが欲しいです(セットだと今持ってるのと被ってるのがあるのでいっそ単体で買ってしまおうか悩み中)。

おわりに

詳しくないのでそんなに濃い内容ではないですが、バンドサウンドを作るにあたってギターとベースの音作りは、大事なところのひとつですし、楽しいところでもあります。

いろいろ試して自分に合った音を見つけてください!


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