特に話題もないので人生観とかについて書いてみる

こんにちは。今日は自分の人生観とか過去どういう選択をしどのように人生を過ごしてきたかについて語ってみたいと思う。
タイトルで特に話題はないと書いたが、ネットやテレビから入る情報のほとんどがコロナコロナで嫌気がさしてきているため、まるっきり違う話について書いてみようと思ったのが正直なところである。

私は今年の春に大学院を卒業しSEとして、とある企業に入社した会社員である。今は新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が続き、仕事でもそれ以外でもほとんど家で過ごしている。大学では情報系の学部に属し、大学院では人工知能の研究をしていた。ここまでは何個か前の投稿でも書いた内容で、これだけを見ればどこにでもいるSEのタマゴといったところだろう。ただ私が普通のSEと違うところはパソコンが大嫌いだということである。

元々、大の機械音痴であり初めて家にパソコンが来たのは中学に入る直前で、それまでは小学校の授業ででっかい頭のWindows XPを数回使ったくらいの経験しかなかった。パソコンが家に来て以来、何か調べ物をしたり動画を見たりするためにインターネットを使うことがたまにあったが、周りの同世代に比べるとあまり熱心に利用する方ではなかった。そもそも使い方がよくわからなかった。2chの投稿の仕方はわからない。メールは携帯電話でするものだと思っていたのでパソコンでできるとは知らず、もちろんしたことはない。YouTubeでコメントしようとした際にアカウント作成を求められたが、そもそもアカウントが何かわからない。今そんなことを話すととても驚かれるが、本当にそのレベルで何もできなかったのだ。

そんな私が、なぜ大学で情報系の学部に進学したのか。答えはシンプルで、そんな自分を変えたかったからである。暗い性格の人が明るくなるために芸能界の道を志すみたいな、あれの機械音痴版といったところであろう。あと、同じように機械音痴として苦しんでいる人の助けになれればなという思いも少しあった。同じ値段をかけてパソコンを買ったのに、生まれつきの得意不得意や環境のせいで多くの機能を使いこなせる人とそうでない人がいることに不平等を感じていたから。そうした思いを抱きながら、情報学の門を叩いた。

まあ入ってみた結果は悲惨なもので、周りはパソコン大好き、授業中はネットゲーム、プログラミングめっちゃやってますというような人ばかりだった。ちなみに「プログラミング」という言葉自体そこで初めて知った。授業はほとんどついていけず、毎日暗い気持ちで大学に行っていた。気の合う人もそんなに居らず、辞めてしまおうかと何度も思った。得意な分野に行けばよかった、なぜわざわざ苦手な分野を選んでしまったのか。4年生で卒業し、就職では全く違う分野に進もうと決めた。

人生が変わった(?)のは研究室に所属するようになってから。もちろん成績はとても悪かったため、希望していたところには入れなかったものの、そこで人工知能に出会った。その頃、人工知能が世間から注目を浴び始めたところで分野としてとても盛り上がっており、多くの人々の役に立つ未来が容易に想像できた。自動運転が実装されれば運転が苦手な人でもマイカーで好きな場所に行ける。パソコンの操作が苦手でも音声のみの操作で煩雑さを感じることなく好きなことができる。これこそ私が大学入学前に密かに思っていた、不平等解消につながると確信した。目標ができると成長は速まるもので、比較的簡単な言語ではあるがPythonによるコーディングがいつの間にかできるようになっていた。結局大学院まで進学し、いくつかの論文を投稿した後、SEになった。

高校、大学初期の頃はイメージしていなかったような人間になった。そしてその頃、最も苦手だった道を着々と進んでいる。私はこの6年間で、本当に苦手なことでも無理やりその環境に身を投じればある程度の能力は開花することを学んだ。これは自分の中で大きな発見であった。ただ一つ問題なのは、元々好きではない分野であることに変わりはなく、細胞レベルで楽しめないこと。趣味でアプリを作ったり、Webサイト作ったりすることに対しては一ミリもやる気が出ない。他の人のnoteを見ると目次などが設定され、構造がしっかりしていて見やすかったりする。しかし私はそれをやらない。なぜならめんどくさいから。どんな機能があるとか、全く興味が持てず、調べる気すら起きない。根っからの機械音痴なのだろう。ただ悲観することもない。なぜならこの分野がダメなら他の分野に行けばいいから。そこで全くのど素人だとしても、結局なんとかなることを私は知っているから。

実は私には野望がある。まあまだホワッとしたレベルではあるが、今の一番の目標である。それは40歳までにすべてのコンピュータ機器から解放されること。正確にはそれらを利用して生活しているという感覚のない生き方をすること。身の回りの全てを自動化し、人としてストレスなく行きたいと思っている。言い忘れたが、私はとても怠惰な人間だ。本当のことを言うと何もせずただご飯を食べ、寝るだけの生活がしたい。ただ、まだ自分の身の回りの環境や金銭的な問題でそれはできない。そのため、お金をある程度までため、技術の進歩を待ち、たまにその進歩に寄与し、少しずつ私の仕事を機械にさせて代行させていきたいと思う。それまでの間、本能が苦手とする分野だけど、ちょっとだけ体に頑張ってもらおう。

知識もお金も経験も、全部あの世に持っていけない。どれだけ楽してストレスなく有意義に生きるかが人生の本質だと思う。

うん、それでいいのだ。

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