動物実験の闇 その裏側で起こっている不都合な事実
動物実験の怖さを、非道さを改めて学べた本だった。
中学生の時にdoctors という本を読んだことを思い出した。そのときに私は動物実験の非道さを学んだ。
でも周囲の大人から、動物実験は、仕方がないことなんだ。という風に諭されて何となく納得している自分がいたことも思い出した。
やっぱりおかしい。
どうしてペットとして飼われている動物は愛着をもって過ごせるのに、どうしてかたや実験を受け、ひどい苦しみにもがいたうえに解剖されないといけないんだろう。
この本を読んでますます不思議になった。全ての動物実験が今使用されている薬や化粧品等に全て活かされているわけでもないんだ。ということを知ってますます悲しい気持ちになった。
このような実験をしたら役に立つんじゃないか、と思ってやってみたものの人と比較できないため意味がなくなった。
その為に何万匹の動物が死んでるんだろう。
ラット、猫、犬(特にビーグル)、猿・・・
私たちの家にいる動物と、テレビで特集されている動物と、人のためになるかもしれない、お金になるかもしれないという人の欲求のためだけに、土を踏むこともなく、狭い鉄のゲージに入れられて死んでいく動物たちとの差は何なんだあろう。
ニュージーランドに行って、沖縄に行って、私はたくさんのヴィーガンの人やベジタリアンの人に出会った。
その出会いをきっかけに私は環境問題について学び、動物実験について学んだ。
その結果私は今、完璧なヴィーガンにはなれていないが、減らす努力をしているし、自分が使っている化粧品や服等は動物性のものは使っていない。
今世界中が躍起になってコロナウイルスのワクチンを作っている。果たしてどれだけの動物が被害にあっているんだろう。と思うと胸が痛い。
ワクチンを作ることが優先なんだろうか?
封じ込めている国もいるんだからそれに習って全ての人が生活行動を変えていく必要があるんじゃないだろうか?
人が、コロナウイルス前の生活様式に戻すことが、果たして環境に良いことなんだろうか?
なーんて考えてしまう中。少しでも環境にやさしく、生きていきたいな、とあらためて考えさせられる本でした。