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今だからこそ見て欲しい『地球少女アルジュナ』
『地球少女アルジュナ』というアニメを知っていますか?実は、2001年に放映されたアニメなんです。その頃私は中学生で、なんだか難しい内容のアニメだなと思いつつ、見ていました。
最近見返すタイミングがあり、見てみると、『地球少女アルジュナ』そのテーマは今なお色褪せることがありません。
それどころか、現代社会が抱える問題を見据えたような作品であり、むしろ今こそ私たちに問いかけてくるメッセージが数多く詰まっています。
空気、水、森、山、そして海といった自然環境が、人間の活動によって汚染され続ける様子が描かれます。
農薬や化学肥料、抗生物質、ホルモン剤が人間の手によって開発される一方で、その背後には戦争で余った化学物質が「名前を変えて」流用されているという、衝撃的な事実が示されます。
それは、地球を汚染し、生態系を壊し、最終的には人間自身が病気になり苦しむという悪循環を生み出しています。
最終回、主人公ジュナはクリスから次のように言われます。
「ジュナよ、お前の体は何からできている?
そう、空気と水と生き物たちからだ。
この星を汚すことは、己を汚すこと。
自分を汚すものは、自ら滅びるしかあるまい。」
この言葉の重みは、20年以上経った今、さらに深く響きます。地球が汚され続けることで、私たち自身が苦しみ、自らの命を脅かしているのです。
また、この作品は私たちの食生活にも鋭い視点を向けています。
先進国が大量の肉を消費する裏で、それを生産するために膨大な量の穀物や水が使われています。
その一方で、アフリカや発展途上国では、飢えによって命を落とす子どもたちがいます。
もし先進国が少しでも肉の消費を減らせば、その分の穀物で飢餓が救える。けれども、そうした解決策を「簡単なことなのよ。でも、それができない」と、物語のキャラクターは言います。本当にその通りだと思いつつ、20年以上前から、まだ何も変わっていないこの現状に、恐怖すら覚えます。
『地球少女アルジュナ』は、ただのエンターテインメントではなく、自然と人間、そして命のつながりを再認識させてくれる作品だと感じました。
このアニメが放映されてから20年以上経ちますが、その間、私たちは自然を守る方向へ進むことができたのでしょうか?
むしろ、地球環境はさらに悪化し、人間の欲望や便利さの追求によって、状況は深刻さを増しているように感じます。
この作品を見て、心に響くメッセージを受け取る人が増えることで、少しでも自然に優しい未来を考えるきっかけになることを願います。
私たちの体も命も、すべて地球の一部でできています。地球を汚すことは、自分自身を汚すことなのだと、改めて強く感じます。
興味がある方はぜひ、再度この作品を視聴し、そのメッセージに耳を傾けてみてください。
個人的には、菅野よう子さんの曲が好きなので、めっちゃ良いと思い、今更ながらサウンドトラックを買ってしまいました笑
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