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製薬会社の製造職ってどんな職業? 大手医薬品メーカーに8年務めた筆者が答えます

はじめに

こんにちはkiaです。
皆さんは製薬会社の製造職と聞いて
どんな職場を想像されるでしょうか。


上記のような格好で工場のラインに入り黙々と作業をする
こんなイメージでは無いでしょうか。

半分正解です。

では具体的にどんな仕事をしているのか、
これから書いていこうと思います。


製造職ってどんな課があるの?

製造職と一言で言っても
様々な課が存在して、工場を稼働させています。

原料製造課
充填包装課
資材原料購買課
生産技術課
資材管理課
施設メンテナンス課
GMP課

ぱっと思いつくだけでもこれだけの数の課が
製造職の中には存在します。

全ての課について詳しくお話しすると
非常に長くなりそうなので
今回は各課の簡単な紹介をしていきます。
(別記事で詳しく書く予定です)


原料製造課とは?


名前の通り原料から薬を作る工程を担う課です。

具体的には、原料を決まった量に秤量し
決まった手順で混ぜ合わせて薬を調合します。
20kgを超える原料も珍しくないため
想像よりも体力の必要な仕事となります。


充填包装課とは?


原料製造課が作った薬を
瓶やチューブ、PTPシート等定められた容器に充填し
製品のパッケージ箱に包装する課です。

資材原料購買課とは?


商品のパッケージや段ボール等の資材と
薬の原料を生産予定に合わせて資材原料メーカーから仕入れて
安定した供給を管理する部署です。

生産技術課とは?


新商品等生産する際に安定供給できるか
研究や開発部門と連携を取り実行する部署です。

資材管理課とは?


資材原料購買課が仕入れた原料等を自社倉庫内に移動させ
システムと目視で管理、そしてできた製品の出荷を担う課になります。
原料製造課や充填包装課との連携が欠かせません。

施設メンテナンス課とは?


工場全体の補修を行う課で
壁の補修やペンキの塗り替え等
大掛かりな工事以外の修繕を担っています。


GMP管理課とは?


GMPは製薬する際に関わってくる法律の一つで
この法律を遵守し円滑に作業をできる環境を整える役割を担っている課です。

終わりに


如何でしたでしょうか
製造職と言っても
これだけの課が存在しており
仕事内容もかなり違いがあるため
一概にこういう仕事と言うのは難しいかもしれません。
そのため
今回の記事を就職活動や転職活動の参考にして頂ければ幸いです。

私は原料製造課と充填包装課に主に在籍していたため
次回以降の記事でより深く書けたらと思います。

ここまで読んで頂き有難う御座いました。


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