「リーダーに求められる素質とは?」
お久しぶりです。
私生活がバタバタで更新が滞っておりました。
ろくに推敲できてませんが、お読みいただければ幸いです。
「リーダーに求められる素質とは?」
大学4回生の春頃、就職活動中の私は面接官からこう質問されました。
当時の私がどう回答したのか明確に覚えてはいませんが、確か「食い違う意見を擦り合わせて、チーム全員が同じ方向を向けるようにする力」みたいな回答をした気がします。
ただのとってつけた言葉ではなく、それなりに頭を回転させて出した答えだったのだと思います。
でも今の私はこう答えません。
「状況を俯瞰で捉え、課題や難題といった障壁にぶつかった際に、自分の能力も踏まえた上でその場その場で適任である人材を采配し、チームとして解決に導ける力」
こう答えると思います。
言い回しがややこしいですが、「何かあった時にその分野のプロを選ぶ力」とでも言いましょうか。
スポーツとかでもリーダーとかキャプテンとか、ゲームをプレイする中でチームワークを活かすためにはこの原理が根底にあると思うのです。
私は中学生の頃にバスケットボール部に所属しており、ポジションはポイントガードでした。
チームで共通している目的は「得点をとって勝つこと」です。
ポイントガードはチームの司令塔的な役回りで、ゲーム全体が見えていないといけません。
特にポジションによって明らかに体格差があるバスケでは、役割分担が非常に重要になります。
背が小さい私が切り込んで無理やりシュートに行くより、切り込んで敵を引きつけフリーになった背の高いセンターポジションのプレーヤーにパスを回し、サクッとシュートを決めて貰えばいいのです。
できないことを無理に頑張るのではなく、できる人に頼む。
「餅は餅屋」理論ですね。
そして尚且つ、自分はできないことに必要以上の労力と時間をかけてできるようにしようとするのではなく、出来ることの質と精度と速度をより高めることに注力する。
その方が組織でより良い結果や功績を得るためには重要なのではというのが今の私の考えです。
バンドなんかも、当たり前ですがそういうチームワークで成り立っています。
ドラム叩ける奴がわざわざギター弾いたり、ベース弾けない奴がわざわざベースやったりしないですよね。
それぞれできる楽器を担当して曲を奏でるからバンドなのです。
またそういうリーダーシップ像がある前提として、「やる気のない人のやる気を出させる」 「主体的に取り組む」とかは当たり前にあるものとして考えています。
社会人・大人が社会組織、ましてや生きるためのお金を稼ぐ仕事においてそのような認識を持っているのは当たり前として考えているからです。
そうでない人は除外します。
そして他人にできず自分ができる時、自分がやればいいのです。
ただ、この能力は「仲間や他人のことをよく知っている、もしくは知るための努力ができる」というのが非常に大きな要素だと思います。
営業に関しても、お客様のことをよく知るのが鉄則。
だからこそ、法人・個人に関わらず、商談の初めはヒアリングをして、課題抽出やニーズを聞き出して、提案をしていくのです。
私は自分が目立つことや活躍することに欲があり、そういう視点を長らく見失っていたように感じます。
ですが、今の仕事で、置かれた立場で、その力の重要性に気づくことができました。