10月5日 Bリーグ24-25第1節 vs仙台89ERS 雑感
BOXSCORE
選手評価
Sイングリス、コッツァー
Aクラーク、松崎、キング
B杉浦、須藤、森井、ラベナ、大庭
イングリス
投入直後1Q4:45のポストオフェンスは、クラークやコッツァーとは異なる強みを押し付けていて得点にはならなかったが良いプレーだった。
また、その後3:57にあった速攻に繋がる須藤へのパスをしっかり投げれているのが最高だった。外国籍3人ともアシスト能力が高くてラッシのビーコルに呼ばれるのもよくわかる選手だと感じた。
キッドを守った後3Q2:56のレイアップは、ハンドリング中にコートを広げろと須藤にハンドサインを送って自分が得点するという意思表示をしているので、膠着状態にそれができる自信と能力を持った選手というだけで価値があると思う。
コッツァー
タイムシェアができたことで、ボールへの意識がよりよくなった。
特に3Q7:30のフェリシオがDFリバウンドを引き込むところに手を出したシーンは、ボールをこぼさせたことでフェリシオに1on1でやり返そうという気を起させた気がする。そしてそれを止めてヘルドボールにしてるのDF職人過ぎる。
3Q5:30キングのバックカットに合わせたドンピシャパスも持ち味が出ててよかった。
クラーク
スリーが入らず試合を通してあまり調子が上がってないような印象だったが、終わってみればダブルダブルなのでやはり能力は高い選手だと感じる。
3Q6:28のキッドに並走されながらもファストブレイクでダンクを決めきったシーンがハイライト。
4Q2:35のファールドローンはエースムーブという感じだった。
松崎
今日の試合を見るとスターターよりもシックスマンの方が向いている気がしたが、爆発力があるので最初から出したい気持ちがよくわかる悩ましい選手。
今シーズンは試合を決められる選手が誰になるかわからず不安な気持ちがあったが、決めきったスリーが2本ともクラッチ過ぎた。
キング
どの試合でも序盤からしっかり点を取れてビッグランを防ぐことで相手を調子づかせないスターター向きの選手。須藤も良いのでSGのスタメン争いは面白そう。
一度青木に対する微妙なファールを吹かれてしまったが、OFリバウンドの意識が素晴らしかった。
4Q4:23からのセットプレイで見せたハイポストからのスピンムーブが華麗。
4Q54.6秒3点差でいきなりPGを任されたが、少しイングリスと合わなかったのかブロックショットで終わってしまっているので今後同じ使われ方をするのなら伸びしろになってくると思う。
杉浦
守備で貢献しながらなのでシュートアテンプトは少なかったものの結果的に最も効率的な選手。
今日の出来だけを見るとスタートは杉浦の方がよさそう。
須藤
控えからの出場だったが1Qだけで8得点(本日の全得点)と序盤のリードに貢献。
それでも15分しかプレータイムをもらえてないので、OFリバウンドに絡んでいたキングのようなアグレッシブさが足りないのか、TOの印象が悪かったのか今シーズンのチーム内競争の厳しさを感じる。
森井
スタッツ的に物足りない試合だった。
4Q11秒のルーズボールは流石だったので、明日のアシスト爆増に期待。
大事なフリースローが2/4だったのは、これで負けるシーンが出そうで怖い。
ラベナ
最初から仙台のスクリーンは微妙だったが、4Q7:57ブースのムービングスクリーンは、前のOFがムービングスクリーンを取られたことを受けてこのタイミングなら絶対に吹いてもらえると感じて倒れてる感じがあった。
4Q8:41のセカンドチャンススリーも含めてやはりいぶし銀という感じだったが、CS出場チームの正PGとしては全然足りない感じだった。
大庭
ペリメーターから決めたシュートを見る限りシュートタッチはよさそうだったが、出場選手の中唯一2Qからの出場になり7分半しかプレータイムを得られなかった。
その結果スリーも2Q6:22の難しいプルアップ1本しか打てなかったが、プレータイムを得るためにもすべて決めてほしい。
雑感
初戦ということもあり少し硬くなってしまった感じがあった。
また、前半は外国籍選手にしかアシストがなかったことから明日以降のPG陣の躍動に期待したい。
3Qの膠着状態は大量得点が難しいビーコルにとっては悪い展開ではなかったが、このタイミングで点が取れる選手が現れてほしい。
DFについて、4Q7:30サイドチェンジパスや5:50の内から外へのパスを見たラッシの反応を見るに、これらのタイミングはチームとしてスティールを狙うというルールがありそう。そしてヘルプに意識を取られ過ぎてミスを犯したラベナと森井をDFから始まる4Q54.6秒3点差の場面で出したくなかったのでキングがPGを務めることになった感じがある。チームにおけるDFルールの徹底は新チームとして一番の大仕事だと思うので明日もラッシの反応とDFを見比べたい。
(微妙な)スクリーンにかかり過ぎたこともあり、前半でキッドとブースに10得点を許してしまっていたので、修正が必要だった。
その後、4Q3:10にクラークがマークマンのヤンジェミン(本日スリー0/3、昨シーズン31.9%)を捨ててブースのチェックに行っていたのはしっかり取捨選択できていて良かった。
4Q11秒で森井がファールをもらった段階でほぼ勝ちだと思ってしまったのでラッシがHCチャレンジを使ったのを見てプロフェッショナルを感じた。
また、実況解説は?だったが、3点差を追うキッドが状況的に森井のファールストップを読んでロングスリーを投げたのは好プレーだった。全体的に笛が重かったのはあるが、森井も狙っていたと思うので吹かれずに済んでラッキーでしかなかった。