メギド72が完結する……【雑記】
メギド72が完結するので、思い出を振り返りつつ、つらつら書く。
完結。めでたいことだ。
7年近く遊んできたソシャゲの、きちんとした終わりが見られるというのは、どんなに幸運なことだろう。
でも、やっぱり寂しいな。
ソシャゲとしては、7.2年続いて、大好きな数字が2つとも入った令和7年2月で終わるのは、大団円や大往生に近くて、きっと相応しい言葉は「おめでとう」なんだろう。
けれどもやっぱり寂しいな。
それが約7.2年分という、時間なんだろう。
というわけで。
思い出を振り返る。
最初の方の思い出
はじまり
Twitterでその名を数回聞くに至り、「何度もオススメって聞いたな……ほなやるか……」とインストール。
「もしすぐサ終しても、ソロモン72柱の名前を覚えられるし」くらいに考えていた。なんつー動機だ。
今ではソロモン72柱どころか倍の144柱を越え、そのリジェネ前とリジェネ後まで覚えているわけだが。
引き直しガチャで引いたのは、シトリーと、グレモリーと、ブエルだった。
カウンターがなんとなく好みの戦術っぽかったので、カウンターを引いた。wikiを見たらグレモリーがそこそこ強いらしいし、3人出るとお得だし、何よりブエルがかわいかったので、そこで引き直しを終えた。
後にシトリーがいわゆる“推し”になるのだが、その時は「外見が好き」程度の認識だった。
初イベントの思い出
マルコシアスを仲間にして、イベントを攻略した。ちょうど、アンドレアルフスの復刻イベントをやっていた頃だった。なので、1度目のメギドの日の2ヶ月ほど前に始めたことになる。
イベントショップでアンドレアルフスへの贈り物(メギクエ素材がいるやつ)を買って、アンドレアルフスに贈った。
これが、もう、当時の弊アジトでは大変革だった。だって当時の私はメギクエ、攻略できなかったから。メギド素材が手に入らない中、イベントショップの力で颯爽と☆3になったアンドレアルフスは、ソロモン王の指揮の元初めて覚醒スキルを出した。
なんかよくわかんないけどすごい!
こうして☆3になったアンドレアルフスに何を頼んだかというと、メギクエを金冠クリアしてみんなの分の素材を集めることだった。覚醒スキルはあんまり関係なくて、主にステータスが強かった。
そしてみんな☆3になった。
ウェパル以外は。
日照り乞いの願糸の思い出
ウェパルを進化させるための、日照り乞いの願糸がなかった。
ウェパルをとても進化させたかったのだが、そもそも、これまで攻略したステージのドロップ素材になかった。
ショップを何度も覗いて、日照り乞いの願糸が並んでいた、あの時。
嬉しかったな。
こうしてウェパルも☆3になった。
最初はなかなか贈り物に必要な素材が揃わなくて、やりくりも大変だった。
紅水晶がシトリーにもサブナックにも必要で、3章最後のアバドンを周回して結局落ちなかったりも、した。
アカマル戦の思い出
当時の私の戦法は、こう。
「ガープでかばってシトリーで殴る!」
フォラスはメギド確定ガチャ――始めてから4回まで引けるやつ――で来ていた。アタック強化という強そうな響きが好きで、よく使っていた。
でもアカマル戦だと、何度やってもシトリーが落ちる!
アカマルはスキルでかばうを無視してくるからだ。
どうすれば……
そしてふと気づいたのだ。
アカマルが後列を攻撃していないことに。
“ファイターは前列を優先して攻撃する”
光明が差し込んだ瞬間だった。
ワントップ編成――単語では聞いていても、意味を理解していなかった言葉が、確かな経験と共に血肉になった瞬間だった。
そしてこう。
「ガープワントップ編成、ブエルで覚醒溜めてフォラスのスキルで強くしたマルコシアスで撃ち抜く!」
そしてアカマルは撃ち抜かれた。
これが私の、お気に入りの編成の2つめだ。
1つめは、ガープでシトリーを庇いながら戦う編成である。
ミドガルズオルムも好きだ。あの威容。
なかなか攻略できなくて、実装されたばかりのサラの点穴でなんとか突破したんだった。
あと、1ターンに自陣に積めるフォトンが合計5個であることも、このへんで気づいた。
気づいちゃった日
こうしてメギドを順調に進めていたある日、ふと思った。
「フォラスのアタック強化って、サポート奥義にかけるとどうなるの?」
それまで私は、フォラスのスキルをマルコシアスにばかり使っていた。強いマルコシアスの奥義をフォラスで強くして撃てば、与ダメージが上がって強いに決まってるのだから。
では、サポート系の奥義をアタック強化すると?
対象外なんじゃないかな、というのが当初の予想だった。
例えば、グレモリーの奥義。
奥義レベル1・☆1時点で「3ターンの間、味方全体へのアタックフォトンからのダメージを80%軽減する」。
もしもこれが強化されて4ターンになったり、ダメージ軽減が1.5倍強化されて120%軽減になったりしたら、強すぎる。
弊アジトの場合、92%ダメージ軽減が1.5倍強化されて138%軽減になってしまう。
なった。
めちゃくちゃ強い。強すぎる。スキルでダメージを出せないやつは、完封できる。スキルで単体ダメージを出せるやつも、ガープでかばえばいいので、完封できる。
グレモリーとフォラススキルの組み合わせは、強すぎた。なんなら初めの方でカミハカリを引いていたので、毎ターン1回バリアもあった。これを突破するにはスキルや覚醒スキルで連撃を全体に飛ばさねばならないが、そんな敵はそうそういなかった。私はグレモリーとフォラスとカミハカリで立ちはだかる敵をばったばったと薙ぎ倒した。
ベレト、そして5章
そしてベレトで詰んだ。
攻略wikiとにらめっこし、何度もリトライした。
パーティを前列で揃え、シャックスで感電させ、サブナックで被害を抑え、グレモリーでアタック強化をかけて、シトリーの奥義でベレトを撃ち抜いた。
ベレトを倒した後も油断できない。残ったレイジファントムに誰も落とされないようにと、ドキドキしながらフォトンを動かした。
ベレト撃破後にジニマルが実装されたのも、今では良い思い出だ。
そして迎えた5章では、さらなる難関が待ち受けていた。
ぽんぽん飛んでくる強化解除!
グレモリーの奥義バリアが、フォラスの毎ターンカミハカリバリアが、剥がされてしまう!
……強化解除がぽんぽん飛んでくるの、私のプレイングのせいじゃないかなと思ったり、した。
脱・初心者後の思い出
好きなメギドの思い出
私は引き直しガチャでシトリーを引いたが、最初はそこまでシトリー好きとかは、なかった。
金髪赤目垂れ目がちの強い女性その上ごはんおいしく食べる系長命者なので好みではあったが、まだ推しとかではなかった。
あれはどのステージか忘れたが、割と序盤で、ボス相手にシトリー奥義を撃った時のことだった。
かっこいい奥義台詞と共に放たれる雷光、消し飛ぶボス。
私は彼女を好きになった。
それから、衣装の実装が始まり、リジェネレイトの実装が始まり……私はシトリーの衣装が出たら課金するんだ! とその日を楽しみに待っていた。
シトリーのリジェネレイト、配布!
シトリーの衣装、配布!
……いや嬉しいけどぉ……なんで!?
まあ、でも、やっぱり好きなメギドの衣装とリジェネは嬉しいし、素敵だし、特にリジェネシトリーのキャラストーリーは最高だった。
7章の思い出
7章で私の戦術はまた1つ、大きな転換点を迎えた。
リヴァイアサンの加入である。
もともと耐久戦術を得意としていたこともあって、リヴァイアサンの加入は追い風、いや水を得た魚だった。
ハイドロボムが50倍になるまで20ターンくらい耐久して練り続けて、数々のステージを突破した。
リジェネレイトしたシトリーを起用できるのも嬉しい。
さらに後々、マスティマが加入して、耐久戦術にさらに磨きがかかった。
マスティマでネクロを起動し、リヴァイアサンが海魔の加護を張り、シトリーとウェパルで重ボムをくっつけてリヴァイアサンが練る。
これも私のお気に入りパーティだ。
イベントの思い出
好きなイベントは数あれど、私の中で1番のイベントは、2020年から2021年の年跨ぎで開催された、第12回共襲イベント・最初のメギドナイトフィーバーだ。
あの頃の空気感を書こうとするともう別の記事になるので詳しくは書かない。ただ、私はコロナ禍以後の生活様式がわりと好きなタイプで、それでもやっぱりどこか擦り減っていた。
そんな時期に、ゲームの中であれ、ライブをしてくれたことが嬉しかった。明るいメロディの中で歌われる「寂しい」と「でも」「繋がってる」に励まされた。
メギドナイトフィーバーは、メギド72が運営更新型のソシャゲだったから生まれた、とても素敵な思い出の1つ。
あとパンドラだったので倒すのも楽しかった。
終わりに
思い出を書き連ねるのは、このあたりで一旦終えよう。
メギド72は完結する。
喜ばしい終わり方でも悲しくなるのは、私の魂にメギド72がくっついて変質した部分と、メギド72そのものを、私の認知では正しく分別して捉えることができないから。
それが約7.2年という時間だ。
なんちゃって。
実生活がしんどい時に、復刻しているイベントを読み直したり、月末のアジテレを見たり……そんな風にメギド72に元気をもらえることは、もうない。
寂しいな。
オフライン版も、いつかは遊べなくなる時が来る。
寂しいな。
でも、落ちこむのに飽きたら、進もう。
今はそう思える。
ただもうちょっとだけ、願うならば。
星になってほしい。
いつか誰かが、その輝きに手を伸ばせるように。