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❑ワクチン開発と倫理❒


▶ワクチンの試験や開発・製造に
ヒトの胎児細胞が使われているの
は事実だそうです。

▶使われているのは数件の選択的
中絶から得られたもので、たんに
中絶された胎児の細胞が含まれて
いる訳ではない。

類似しているようで、大きく違う
と研究者、開発者は説きます。

▶これらの細胞は30年以上前に行
われた数件の選択的中絶から得ら
れたもので、それ以来、実験室で
培養されているそうだ。

▶同じ細胞株は、私たちが日常的
に使っているアセトアミノフェン、
イブプロフェン、アスピリンなど
の医薬品の試験や研究のほか、ア
ルツハイマー病や高血圧症の治療
の研究にも使用されているらしい。

▶胎児細胞株を作るには、死亡し
た胎児から採取した小さな組織片
から、多数の細胞を分離しなけれ
ばならない。
個々の細胞は50回近く分裂でき、
冷凍保存が可能で、場合によって
は不死にもできる。
そのため、何十年も前に採取され
た組織に由来する細胞が現在も使
用されている訳です。
▶米ファイザーと米モデルナも
1970年代に中絶された胎児の
腎臓に由来する「HEK-293」と
いう不死化細胞株を利用して
ワクチンを開発しています。

ただ、胎児細胞はPoC(概念実証)試
験に用いられただけなので、製
造には使われていないそうです。

▶ワクチン開発に
ヒト細胞を使い、なおかつ成人では
なく、胎児細胞を使う理由は、胎児細胞
は好ましくないウイルスによる汚染
が、まれであることが理由らしい。

▶ヒト以外の細胞では、それぞれの生
き物の、特有ウイルスが紛れている
可能性が大きいそうだ。
新しい研究では、ヒト以外の哺乳類
細胞を模索している。

それと並行して

▶今、議論されているのは、その細
胞株を利用したり、そうした治療
法を用いたりすることが倫理的に
許容されると信じるかどうかなのでしょう。

▶医師たちは、一部の人々が新型コロワクチ
ンに反対するのは、科学に対する誤解がある
からではないかと考えている。
私たちの命を救ってくれる医薬品やワクチン
を開発するために胎児細胞株がどれほど重
要な役割を果たしているのか知って欲しいと言います。
▶しかし、それらを知る情報は、何処かで
歪められず、正しく伝わってこそ意味がなされるのでしょう。

加えて

▶米国では、宗教上の理由による
接種義務の免除を申請する消防士
や警察官などが相次ぎ、議論が巻
き起こっていると聞きます。

▶胎児細胞は糖尿病や高血圧といっ
た、一般的な病気の研究や治療法
の開発にも使われているそうです。

#胎児細胞
#ワクチン接種
#ワクチン開発
#倫理的問題

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