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歯を磨くと言う概念は口内ケアの1部でしかない
歯周病は歯を失う原因になるだけでは
ありませんよね。
内臓の疾患とも深い関わりがあることが指摘されています。
歯周病の原因となっている細菌がのど
から気管、肺にまで入り込んだり、歯
茎の中の血管から血液とともに全身の
臓器に運ばれたりすることがあり、運
ばれた先々で疾患の原因となるのです。
細菌が心臓に運ばれたら心内膜炎、狭
心症、心筋梗塞などの心臓病に、脳に
運ばれたら脳卒中などの脳血管障害、肺
に運ばれたら肺炎になるなど、全身の病
気の発症と関係していることが、徐々に
わかってきました。
歯周病と言えば、歯を磨けばイイのか
と思いがちですよね。
しかし歯磨きは良くないと言う歯科医
もいます。
何故だろう。
これはこれは口内ケア=歯磨きと言う
前提に立った、ほんの一つの考え方で
しかなく、それが誤って広がったモノ
にすぎません。
野生の動物は歯ブラシなんか使いません。
その代わり口内ケアはしっかり実行して
います。しなかった生き物は食事が摂れ
ず、死に絶えます。
では元々歯ブラシなど使わなかった古代
人はどうなのか、となりますよね。
そこで研究者達がある実験を試みました。
スイスの川縁で古代人が生活しただろう行
動を衣食住で試してみたのです。
その結果、実験に参加したほぼ全員の口
内状態が格段に改善され、良くなってい
たそうです。
その最大の理由が、砂糖。
砂糖など調味料、また多くの炭水化物を
利用しない生活をすることが古代人にと
って、とても生きるプラスになっていた
のです。
なるほど。
口内ケアとは歯磨きではなく、食生活全
般を考えて行くことが重要だと、先人の
方が教えてくれました(^-^)/
補足
歯垢は細菌とその排泄物の塊です。