見出し画像

株式投資で資産形成・心構え編15

金融危機の頃は、株だ株だ株だ!株を買え愚民ども!と言っていました。(言い方)
現在は投資に値する水準ではないと考え、どちらかというと自分や、コミュニティの形成に時間とお金を使っています。

2013年に書いた株式投資心構え編(全15編)が出てきたので、記録としてnoteに残しておきます。
この頃にこんなこと言ってたんだぞ!という証明のために(w

もうだいぶ状況が変わってしまったこともあれば、10年経った今でも使える要素もあるかと。適当に使えるとこ拾ってください。

今は一切株について書いてませんが、また暴落し始めたらめちゃくちゃに書きまくると思います。(そのときはよろしくね)


2014年1月23日

資産運用について。

資産運用は、最強の「負けない投資」です。
可能な限り市場全体に幅広く分散投資をして、購買力の変動を抑え、配当や利息などを得ていきます。

それでは詳しく説明していきましょう。
個別株では大きく変動しても、10銘柄、100銘柄と、大きくまとめればまとめるほどその変動は収斂していきます。
なので資産運用では、徹底的に資産を分散させます。
この時に使われるのが、各経済圏の指数です。日本で言えば日経平均株価やトピックス。アメリカで言えばNYダウやナスダック。他、ユーロ圏やイギリス、新興国、いろいろありますね。
株だけでなく、債券や資源や不動産や通貨など、購買力として使えるものは幅広く分散させる人もいます。
まあ、基本的には株と債券、日本と米国とその他外国、くらいでまとめれば良いかと思います。

さて、日経平均株価に投資するとはどういうことか。
また別で説明しますが、この世には投資信託やETFと呼ばれる金融商品が存在します。
これらには、日経平均株価や、NYダウなどに完全に連動するものがあります。
こういった投資信託などを組み合わせ、自分で構成比率を決めていきます。
例を挙げれば、日本株15%・米国株20%・欧州株10%・新興国株5%・日本国債10%・米国債20%・欧州国債15%・新興国債5%…計100%
ってな具合です。

一番初めに「負けない投資」と書きました。これはどういうことでしょうか。
仮に、日経平均株価だけで資産運用したとして、始めた時の日経平均株価が10000円だったとしましょう。
何十年か経って、変わらず、これまでずーっと10000円だったとした場合資産はどうなっているでしょうか。

答えは、増えています。
なぜかというと、この間ずっと配当金が出ていて、それをその都度再投資していたからです。
日経平均株価などには、配当金は反映されません。基礎となる株価がそもそもそうですからね。実際配当金の権利確定日を過ぎると、ほとんどの銘柄がその配当額くらいガクッと下がります。
しかし、指数連動型投信などは、定期的に入ってくる配当金は再投資しますから、理論的にはその基準価格は上がって行きます。

そしてもう一つの負けない理由は、リバランスです。半年や一年といった期間で定期的にその割合を戻します。最初に決めたポートフォリオの比率も、しばらく経つと変わっていきます。上昇しているものが比率を上げ、下降しているものが比率を下げて、それを元に戻すわけですから、結果的に高くなったものを売って安くなったものを買っているんですね。

資産運用の利点は銘柄選択の必要が無く、売買の判断も機械的に行うので投資家の負担が軽いところです。
反面、機械的に行う分下落時の精神的ダメージは資産形成よりも大きいのではないかと考えます。資産運用も、肝心なのは下落してても続けることですから、どんなに資産が目減りしても機械的に続けなければ、この理論は机上の空論になってしまいます。

逆をいえば、機械的に行うことができれば、長期的にみて、すごくすごく控えめに言って、預貯金よりはましなリターンをあげられるでしょう。すごく控えめにいって、です。約束はできないので^^;
仮にバブルの天井で始めたとしても、「複利」と「リバランス」のエンジンが働くので、きちんと長期でできれば遅かれ早かれプラスになるでしょう。

世界経済は過去百数年、平均すると4%成長しています。二度の世界大戦なども含めて、です。
なので個人的には複利4%は余裕でいけるんじゃないかと、無責任に、思っています。
複利4%で十分ライフプランを描ける人や、資産の購買力維持の段階に入っている人に、資産運用はオススメです。


2022年追記:
今思うに、分散するにしても、健全なインフレ状態の国だけに絞ったほうが良い気がします。

デフレ状態の国の市場全体を買う必要をあまり感じません。;

最後に:

今の時代お金だけでは解決できない社会になりつつあるなと個人的に感じています。
だからどちらかというと、お金に力があるうちに、お金を使って自分に投資するをお薦めします。

お金はインフレしますが、手にした技術はインフレしません。

その上で、複利4%で十分な生活体制(つまり支出が少ない生き方)を整え、暴落した時には自分の信じた企業の株を可能な限り買いまくりましょう。

つまりこれ、ずっとずっと何かしらに投資し続けているんです。

人生はずっと投資。
死ぬまで投資。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?