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弟に話せて良かった【HTLV-1キャリアである私】回想・・29
実家の母の具合が、時々心配になる。地元の大きな病院で何度か精密検査をするのだが、どうしても原因がわからないとう症状を抱えている。 私が気になっているのは、母の症状は、HTLV-1関連でないのだろうか。私の主治医のa先生からは、キャリア・発病者の症状からくるものとは違うだろうとのご見解。慎重な先生だから身内のことまで勝手にお答えにくいギリギリのご返答だとわかる。90歳近い母は心配性でもある。母が感染者である可能性は高いが、HTLV-1検査を勧められずにいる。その前に私がキャリアであることも話せないでいる。これ以上心の負担をかけたくない。
母の症状が、原因不明という事にいつも気になる。 もしも、次に病院に緊急搬送された時にHTLV-1の関連性の検査を気にしてもらえないだろうか。その検査から、母の体調不良に前向きな治療にならないだろうか。
以前、医療関係で勤めていた弟に、私がHTLV-1キャリアである事を話した。
実家の身内にはじめて打ち明けた。とても仲の良い弟であるが、これまで話せなかった。
とても驚いていた。母に対する心配する気持ちをわかってくれた。いきなりHTLV-1検査に、母を連れてゆく事は気が進まないということで一致したが、何かの折には気にかけてくれるという。
さすがの弟だ。話したことをきっかけに、長年、骨髄バンクにも登録し、協力している話を聞いた。弟の協力は、ATL発症の方々にも応援している事に繋がっている。
私の気持ちを受け止めてくれたこと、弟の善意ある行動を知ることが出来、味方がまた増えた事は嬉しい。