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「お金=サービスの質」 パリの老舗 La Rotondeでの思い出
こんにちは、きき⭐️です。パリ滞在記。
パリの老舗カフェ、La rotonde での出来事です。ネットで調べて出てきた有名なモンパルナスにあるカフェ。ピカソなど多くの有名画家が訪れたそうで、行ってきました。
https://maps.app.goo.gl/816U1RWcgGNhLnPo9?g_st=com.google.maps.preview.copy
赤を貴重とした素敵な店内。有名画家の絵が至る所に飾られています。わたしのお隣はモディリアーニ、青い目の女。
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すてきすぎる。
入った時からウェイターさんが素敵な対応。
「ここ座っていい?」ときくと、「もちろん、ここはあなたの席ですよ!」と。
オーダーのメニューからカフェ・ビエノワを注文。ウェイターさん、「どこからきたの?」と。「日本だよ!」と答えると日本語で挨拶をしてくれました。
メニュー注文後は通常、メニュー表を持っていかれてしまうのですが、このカフェの歴史が最後のページにかいてあり、それを見たくて、「キープしてていい?学校と聞くと、「もっといいものあげる」と言ってこれをくれました。
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ビエノワが届くと日本語で、熱いから気をつけてね。と。観光客慣れてるのかな、1人1人ちゃんと対応を変えて、とても楽しそうに接客していました。人気店でお客さんもたくさんおり、このサービスをあれだけのテーブルにするなんてなんていうプロフェッショナル!こんなにsympatheticな対応は久しぶりでした。フランスのサービスクオリティに慣れていたけれど、このサービスはとっても暖かい気持ちになりました。というか、私がこういうちゃんとしたレストランに行くのが久しぶりで感動したのかも。三つ星レストランに行き慣れてる人なら当たり前なのかしら?
というのも、フランスは、「お金に見合うサービス」という意識がすごく高い気がしているのです。高いお金を払えば、質の高いサービスが受けられる。その逆もしかり。
例えば、昔お金がなくて、とーっても安いホステルで泊まった時のこと。レセプションのお兄ちゃんは誰かと電話しながらの対応でした笑。投げるようにカードを渡され、すっごいむかついたけど、仕方ないよなぁ。金額に見合ったサービスだよなー、私がもっと払えばいい話だよなーって思いました。
「お金=サービスの質」、こんな当たり前のことだけど、日本だと状況は少し違う。安いのにすごくサービスいいところが多すぎて、「お金=サービスの質」 になっていないところもしばしば。いくら払おうとお客様という態度で接してくれます。牛丼屋さんでも、ハンバーガー屋さんでも、気持ちの良い接客、丁寧な言葉遣い。
おもてなしの言葉の裏に隠された過剰サービス。
モンスタークレーマーも許してしまうようなサービス提供側の立場の弱さと関わっているように感じます。
一般化はなかなかできないけど、フランスは「お金=サービスの質」の意識は結構露骨だと思います。日本でこれは難しいよなぁ。
少し高くても、やっぱりいいサービスって気持ちがいいなと感じました。そしてサービスにしっかりと対価を払うのは大事だと思う。ビエノワの一杯でこんなことを考えさせられた、老舗のカフェでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
きき⭐️
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