産後のガルガル期に気をつけろ
出産後の女性の10人に1人はなってしまうという産後うつ。
原因はホルモンバランスの乱れと、ストレスから起こるそうです。
女性ホルモンの一種、エストロゲンは、
精神状態の安定化、肌の潤いやツヤを守るなど、女性にとっては嬉しい作用のあるホルモン。
産後、これが減少するとどうでしょう?
幸せな感情が低下してしまうわけです。
そして、これから始まる育児や生活への不安は、
出産で疲れ果てた身体に更に大きなダメージを与えます。
その結果、うつ状態に陥ってしまうそうです。
出産を終えたばかりのママの心の様子は、1ヶ月検診や保健所の訪問で気にかけてくれます。
しかし、いざ問診の場でかわいい我が子を目の前に、「子育てがつらい」とは言いづらい。
それ以上に、働きに出ている夫にヘルプは出しにくいもの。
何事も我慢するタイプのわたしでしたが、その我慢が裏目にでて、自分はこんなに頑張っているのに夫は何もしてくれない、わかってくれないとイライラが積もり、その結果、夫に対しモラハラじみた行動をとるようになっていました。
当初は「産後うつかな?」と思っていましたが、
最近になって、出産後に夫婦仲が悪くなることを"産後クライシス"ということを知りました。
仔を出産した犬や猫などの動物のメスは、気性が荒く危険です。
これは"ガルガル期"と言われています。
外敵に「ガルル...ガルル...」と威嚇する母犬の姿を想像するとわかりやすいでしょう。
つい最近出産した上野公園のパンダ・シンシンも、「出産直後は気が立っているので危険です」というような事をニュースで耳にしました。
これは、生まれたばかりのか弱い命を必死で守ろうとする母性の表れです。
そう、動物界において出産したメスがイライラするのは当然の事なのです。
夫の行動に対してイライラする自分は、まさにこのガルガル期に陥っていました。
わたしの夫に限らず、世の中の男性たちはデリカシーのない言葉、態度で産後ママをガルガルさせています。
そこで、
ストレス発散として、自分をイライラさせる夫の言動を書き出してみることにしました。
これを読んで、同じガルガル期で苦しむママたちの気持ちが少しでも晴れてくれたらと思います。
《産後ママをイライラさせる夫の言動》
1.赤ちゃんが大泣きしていても起きない
隣ですやすや寝られると、叩き起こしてやりたくなりますよね。
2.あやし方が手抜き
イヤホンしながら、映画を観ながら、携帯触りながらあやしているところを見るとイライラ。(自分もときどきやっているが)
もっと大切に接して欲しい。
3.「こうやった方がいい」と上から助言してくる
自分がやってみてから言え、って思います。
4.たまたま寝かしつけに成功しただけなのにドヤ顔
自分の方ができると勘違いしている。
そのくせに、全然うまくいかない時は放棄する。
5.赤ちゃんが寝ているのに大きな音や声を出す
寝かしつけに何時間かかったと思ってるんだ!
ヒソヒソ話せー!もっと静かに動けー!
って思う事が頻繁にあります。
6.夜更かしするので朝はゆっくり
夜更かしやめて、朝 赤ちゃんが元気いっぱいの時間帯に起きて、家事や子守を手伝ってもらいたい。
7.赤ちゃんがぐずっていると夫も機嫌が悪くなる
「泣き声聞くと頭が痛くなる」その言葉が頭にきた。
8.食事中にあやしていると「食べないの?」
今、あやしてるんだよ。
9.「今日は夕飯いらないや」
いや、むしろ作ってくれよ。
10.「今夜、どお?」
もはや性欲の鬼にしか見えない。
今回はここまで。
あースッキリした。
実は先日、ささいな事で夫と大喧嘩をしました。
週末のお風呂はいつも夫が入れています。
その日もお風呂の時間が過ぎていたので、昼寝している彼を起こして頼みました。
すると、寝ぼけ眼で「シャワーだけじゃダメなの?」と言いまた寝ようとしていたので、カチンと頭にきまして、自分ひとりでやってやろうと準備をしていました。
すると、起きてきた夫も勝手にひとりでやろうとしているわたしに激怒し言い争いに。
その後、夫はわたしのホルモンの変化を理解してくれたらしく、今は家事も育児も積極的にやろうとしてくれます。
感謝しています。
ある助産師さんが言っていました。
子育ては男女間で気持ちのすれ違いがあると。
♂男性「どうすればいいのかわからない」
♀女性「なんでわかってくれないの!」
まさにわたし達もこの状態でした。
やらない夫も悪いが、言わない妻も悪い。
わたしの場合、イライラが爆発したあの日から気持ちがすっと楽になり、ちょっとした事でも溜め込まずに口に出すようになりました。
そして、共感してくれる親や友達に不満を聞いてもらうのもひとつの手だと思います。
あの時わたしの悪口を聞いてくれたお友達のみなさん、本当にありがとう。
全ての新米パパに告ぐ。
女性は産後の恨みを一生引きずるそう。
そして、子育ては「手伝う」ではなく「やる」もんだという事を肝に銘じて、励んでいただきたいです。
お願いします!
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