「Maas戦記 伊豆に未来の街を創る」 森田 創さん

Maas戦記 伊豆に未来の街を創る」森田 創さん を紹介します。
Maas、スマートシティ関連の本を探している時、kindle unlimitedで見つけ
ました。
著者=主人公の行動や思考がとてもリアルに描写されており、「フィクションなのか、ノンフィクションなのか」、「ドキュメンタリーなのか、ビジネス系文書なのか」読了後の今も分からなくなる、不思議な本でした。

Maasの実態だけでなく、ビジネスの考え方としても、大変勉強に
なりました。特に著者の行動力には驚きました。
何かを成し遂げるには、これだけのパワーが必要と分かりました。

本書の中で、自分にとって重要な言葉をMEMOにまとめました。

自分MEMO

1.そのやり方はサステナブルか。
 鉄道の保守。従来は人による作業がメインだったが、技術者の確保等、
 サステナブルではない。自動化を進める。

2.AIを活用した故障予測。
 従来の実測中心のやり方は、技術者の確保、時間、コスト面から、
 サステナブルではなく。これまでの実績、理論をもとに故障予測して、
 予防保全を行う。

3.広報は5W1Hが基本。
 ニュースリリース等の文書は、5W1Hが基本。
 不要な質問がない文書が理想。

4.補助金の申請時期
 補助金を利用する新規開発時は、政府や自治体の予算時期も考慮する。

5.デジタルに固執しない。
 Maasのような先進的なサービスであっても、スマホなどのデジタルに
 固執せず、紙やTVなどアナログとの融合も考える。

6.一時的なコストダウンはサステナブルではない。
 Maasのように地域と関連するサービスは、持続できないといけない。
 一時的なコストダウンは持続性がないので注意する。

7.システム開発時に、開発側の目線だけでなく利用者目線に立つ。
 システム開発者の目線で要件定義を進めると、偏りやすい。
 利用者目線でも考え、思考の漏れを防止する。

終わりに

伊豆は行ったことがなかったのですが、落ち着けば絶対に旅行に行こうと
決めました!
そして、著者の行動力に刺激を受け、仕事に対するアイデアが沢山わきました。
本当におすすめなので、是非多くの方に見て頂きたいです。


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