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初の淡路島旅行 〜食料自給率の高い島〜
今年の夏、初めて淡路島へ旅に行きました。その備忘録と、感想を書き留めておくことにします!
事前調べでは、淡路島は食料自給率が100%を超えているとのこと。日本全体の食料自給率が低いことは周知の事実ですが、ここだけ異様に高いというのです。今回の旅でこれらは明らかになるのでしょうか?
それでは、今回の2泊3日の旅を振り返ってみましょう!
●宿泊について
両日ともにSakia Stayというところに泊まりました。
ここは小学校を改装した宿泊所で、その建築構造を生かして、図書館や食堂が併設されています。所々に小学校の名残がありつつ、ホテルとしてきれいに改装されているのが面白かったです。自然豊かな地域なので、虫がなかなか多いですが、それが苦手でなければおすすめ!サウナがついているのもいいね!と選んだのですが、意外と予定が立て込んでいたので、サウナには入りませんでした笑
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湯だねパンというのがもちもちで、ほんのり甘くて美味しかった!
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●1日目
ちょっと遡って、出発地点から振り返ります。
新神戸にて
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まずはレンタカーを借りました。「マツダ3の白」いつも運転している車とは違って、すぐに進みます。ブレーキは強めに踏まないといけないと早い段階で学びます。
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明石海峡大橋を渡るのが楽しかった!かなり大きな橋です。お台場のレインボーブリッジより長かったのではないでしょうか。
ランチ「淡路島チーズ工房」
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調べるにいちじくは西日本エリアでよくみられるらしいですね。
ここにしかなさそうなので、名物ホエイジュースなるものを飲みました。良質なタンパク質がたくさん含まれているそうなのです。
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ホエイとは、ヨーグルトにできる上澄みの水分のことで、乳清(にゅうせい)とも呼ばれます。牛乳から乳脂肪とカゼインを除いた成分になります。筋肉成分の多くを占めるたんぱく質が含まれており、筋肉修復効果も期待されています。
Awaji藍LandProject
店手前には「#おのころ藍」と書かれた看板があります。ここでは藍染体験や、藍染めされた商品たちを購入できるそうです。
今回、店舗外壁に使用されている「国産自然塗料いろは」の挨拶をするために来訪しました。
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当初店は留守だったものの、実は偶然、この日ちかくの妙勝寺にてお盆祭が開催されており、そこから帰ってきた店主の根岸誠一さんにお会いすることができたのです。そして、急遽、藍染体験をすることに!お忙しい中ありがとうございました。
近くの畑では、藍が栽培されており、採取・染料化・染色までを一貫して行っています。もともと工業的には分業される藍染ですが、根岸さんは藍の種を偶然もらったことから藍農業〜藍染の全プロセスをやり始めました。すべて一貫してやるのは大変なことです。しかし、近くで藍の畑を見せながら、これが染料となり、藍染ができるという、全ての工程を見られるのはなかなかに説得力がありますね。
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僕はストールをグラデーション模様に、妻はハンカチを渦巻き模様に染めました。グラデーション模様を作るには浸す時間をコントロールしながら濃淡をつけるため、長い間、腕を上げておく必要があります。最後は筋肉がぷるぷるした。新手の筋力トレーニングです。工房内には、2つの釜があるのですが、染める力が強い方と弱めの方がありました。うまく使い分けながら、進めていきます。
藍染めはアルカリ性(塩基性)で染める力が活性化されるらしいのですが、とても化学的だなあと思いました。
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移住者が段々と増えてきた淡路島。昔から住んでいる人々と協力して、古くからある風習を途絶えさせないようお祭りで継承しているらしいのです。すばらしい取り組みですよね。
ディナー「BARB COSTA ORANGE」
淡路島にきたら、夕日をみたい!と思っていました。このレストランはビーチに面しており、夕日を見るのに適したスポットなのです。
ただ、この日はあいにくのくもり空で、夕日は見えるものの、空の途中で途絶えてしまいました。
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淡路島の名物をつかったお料理の数々はとてもおいしかったです。
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●2日目
大塚国際美術館
9:30の開館に合わせて移動。そこから13時頃までいました。それでも鑑賞しきれませんでした。1日中いるつもりで行ったほうがいいのかもしれないですね。地下3階から地上2階まで、古代〜現代まで時代ごとに展示されています。始まりはミケランジェロが手掛けた壮大なシスティーナホールの再現から。
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ランチ「淡路島肉丼製作所 牛と米」
めっちゃ並んだ!が、入ってみたら割と余裕がありました。これは横濱ラーメンの吉村家戦法に違いない。ただ、異常に暑かったので長時間外に並ばされるのは厳しかったですね。。。
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このロゴ、牛・米をひらがなの「と」で結んでいます。なおかつ、牛の口にもなっている!
なお、キムチが食べ放題という面白いシステム。食べてみるとけっこう激辛だった!!!!あわじビーフとおいしいお米をいただけました。
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ei-to / 旧江井小学校
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こちらも廃校となった小学校をリノベーションしている施設です。1年前ほどにできたそう。古着を売っていたり、地元のお香組合による展示があったり、この地域の歴史をミニチュアで表現した展示もありました。ここでは手に入れたかったお香を購入しました。
小学校を使っているのは素敵ですが、同時に廃校になるほど少子化が進んでしまっているということでもあるのだなあと思います。この小学校はほぼ最近まで使われていたようです。
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伊弉諾神宮
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日本を作ったとされる神様が祀られています。こんなに偉大な神宮なのに、全然人はいなかったのです。静かで良かったかもしれません。
くにうみロードみたいなのもあって、なんだかイマクニみたいだなと思いました。国を生むという国生みなのね。
ディナー「淡旬料理ぢろけん」
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旅の途中で教えてもらったところ。予約をして入りました。店員さん同士の阿吽の呼吸に感動しながら、おいしい料理を頂きました。
車で来店したので、ノンアルコールビールを。どれも美味しい料理。お刺し身がなかなかよい!!最後に頂いたコロッケもよかったなあ。
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ゲストハウス&BAR CHITEN
宿泊地の近くにいい感じのBarがあったので、お酒を飲みに行きました!ここはどうやらゲストハウスらしく、各地から集ったバイカーたちがおしゃべりを楽しんでいました。
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●3日目
赤い屋根
こちらはスーパーかなと思いきや一風変わっていました。
中に複数の販売者が集っているというスタイル。入り口から、別の農家さんが、それぞれ玉ねぎを売っていたのです。そのような構造にはまったく気づかず、はじめに元気よく声をかけてくれたお兄さんから買ったのですが、もう片方の農家さんを見るのが少し気の毒でした。ここでは関東では珍しい、白いちじくをゲットし、持ち帰ることにしました!
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TAKAMURA WINE & COFFEE ROASTARS
コーヒーを頂き、数点の土産物を購入しました。建物は巨大で圧巻です。ワインがかなりの点数あり、気合が入っているようでした。
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ランチ「シンバカレー」
こちらも地元でおすすめされたお店です。煮込まれた牛すじカレーが美味しかったです。トッピングに酢の物がついており、和とカレーがうまく融合していた。家では作れない逸品です。
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アクアイグニス淡路島
温泉寄って帰ろう!ということで、最後に立ち寄ったのがこちらです。水着で絶景オーシャンビューのプールにも入れます!付随する露天風呂では、大きくて広くて青い空を仰ぐことができます。旅の疲れを癒そう。湯の温度はけっこうアツアツでした。
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新神戸へ
最後に少しだけ神戸のあたりを散策しようということで海のあたりをお散歩しました。普段は人で賑わっているのだろうが、医科大学や船などを発見。とてもいい環境だな。なんとなく海外っぽい雰囲気もある。
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まとめ
あわじしまは、とても素敵な場所だった。関西に住む人なら一度は訪れるくらいオーソドックスな場所のようだが、今回初めて訪れてみて、またきたいなあ〜と思った。
ところで、冒頭の食料自給率について
今回、この理由を調べることはできなかった。あとでネットで調べてみると、下記のポイントが理由としてあげられている。
3海(瀬戸内海、大阪湾、太平洋)に囲まれており資源が豊富。
農業だけでなく、畜産も活発!
地域に根ざした一次産業や二次産業が豊富
(麺業、酒造、醤油蔵、牛乳、製塩。農業、漁業、畜産や養鶏。)
参照:https://www.onokoro.work/awaji-info/awajishima-life2/
淡路島に来るまでは、玉ねぎ・レタスくらいしか知らなかった。
※いつもラジオCMで聞いている
しかし、来てみると、それだけではなく、米も作っている!牛もいる、牛乳・チーズもある!たまごもある!なんでもあるじゃん。
気候としては、地中海性気候(イタリアっぽい)のようだ。これで野菜が甘くなるのか?あわじしまの玉ねぎは、後日食べ比べをしたが、たしかに甘かった!また、神戸ビーフのもとは、あわじ牛だという。
しかも日本を生み出した神宮もある。恐るべきポテンシャルを持つ島、あわじしまでした。