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サップフィッシング2年生🎉

歳を取れば取るほど日々の流れが早くなってくるものですが、サップフィッシングを始めてからあれよあれよと早1年が経っちゃった。

ああ、懐かしいな。
2023年8月24日、岩手の早池峰ダム。友人のガイドで人生初のサップに乗った。

手前の青いサップの先輩おっさん62歳。誰よりも多くコケてたけど一番楽しんでた。

サップってスタンダップパドルボードっていうくらいで、立って漕ぐやつだよね。何度か海で見たことある。
で、これが実際やってみると、普段ろくにスポーツなどしてない52歳おっさんにはいろいろ厳しすぎた。

友人に教えてもらいかろうじてサップの基本スタイルができても、すぐに膝はプルプルガクガク。
そもそも体幹がなさすぎる。体幹ナメクジ。そのままサップの上を立ったまま移動したりすると、バランスを崩して、即沈。

そんな俺よりもっと早く諦めた仲間たちはツアーの帰り、サップの上に座って友人に牽引されていた。

ジジイらそんなのアリかよwと思ったけど、この光景が「座ってもいいのか!カヤックの代わりになる!」と閃いた。

んん!?そっか、立つのつらければ座っちゃえばいいんだ。それを見てどっかとあぐらをかいてみた。
これが良い!
リバーカヤックは傾けるとすぐコケるけど、これは分厚い板だから全然コケない。超安定してる長いビート板だ。

シングルパドルをダブルパドルみたいに漕いでみたらなかなかのスピードが出る。

これはイケる!釣りに使える!カヤックの代わりになる!

そう確信してネットで探すと、とっくの昔にこのサップで釣りをされてる方の多いこと!
自分は主に「タングステン坊や」さんの動画を参考にさせていただいた。
数ある釣りの動画の中で、飛び抜けて映像センスが良く、また普通釣りの動画というと「大物釣った俺スゲー!」みたいな自慢動画ばかりなのだが、この方のはバラしや失敗も隠さず公開しているから共感と好感度が誰よりもあった。
嫌味がなくスマートで、かつ安全面への配慮等もしっかりしていて、俺はサップフィッシングの師匠と勝手に決めた。

タックルボックスは洗いやすい買い物カゴをチャリの荷締めゴムで止めること、他船から見えるよう視認性の良いフラッグを立てること、魚探はホンデックスのGPS魚探が海図付きで優秀なこと…………様々なことを参考にさせていただいた。
そして初船出の日、2023年9月30日。

6時半に出て9時42分にギブアップ。デビュー戦はとても厳しかった。

朝イチはナギだったものの、予報に反してどんどん南風が強くなってきて100均で買ったフラッグの布は一瞬で吹き飛んだ。
苦し紛れにコンビニ袋を縛って釣り続行。ミノーにワカシが食ってきて一応釣りは成功したものの、強風が止まずサップも思い通りに流れず、9時すぎに心折れ撤収を決意した。
散々なデビュー戦だった。

それからはサップの流し方に苦心し、試行錯誤することになる。

・フィンを付けない。
・スカリを入れる。
・スカリをやめてパラに変更。
・パラの出す方向を横から先端にする。
・パラの入れる方向→ティップランは先端から、キャスティングは後ろから。
・フィンも一つなら付けると風(波)と並行になり安全性と直進性が増す。

…………で、これは最近ようやく正解が見えてきたかに思えるが、多分また改善していくんだろうな。

今日はもう10月30日。土日のたびに台風の影響か強風ばかりで、今月は全然沖に出られなかった。

ボラたちにとっては平和すぎた船橋三番瀬。


2024年10月12日、船橋の三番瀬なら出せそう?と行ってみたが、長潮と潮方悪いためかシーバスもキビレもなーんも食わず、デカいボラのジャンプをひたすら眺めながらの2年生初日だった。

ちなみに、このボイル音とは全く違う「バッチャーーーン」という能天気なボラのジャンプは、鳥やシーバスなど捕食者の脅威がない時に頻発するから『ボラの平和ジャンプ』と言うとか。
これが出ると魚全般釣れなくなる、気がする。

なお、三番瀬ではオモリを沈めてのアンカリングをすることも。
ずっと遠浅で深くても7mくらいだから水深の倍ほどのロープ長があればOK。風で流されないからすっごい楽♪

外房のヤリイカなどで使う150号オモリを2個付けたアンカー。風が5mくらい吹くとゆっくり走錨する。釣り撤収の目安となる。

湾奥といえば、貧酸素水塊が北寄りの風で湧き上がって起こる青潮の発生。
このときは何日も北風が吹き荒んだ後でいい感じに撹拌されていた。

貧酸素水塊分布予測システム
https://www.pref.chiba.lg.jp/lab-suisan/suisan/suisan/hinsanso/index.html

2024,10/30の様子。航路など浚渫部が青いが、これはまだマシな方。


さあ、そろそろアオリの季節だ。
週末ごとの強風にはもうウンザリ。
ナギの陽気の良い日にプカリプカリと漂いたいな。

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