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夏休みの館山湾。赤は白く、青は赤く、黒は透明だった。

シイラがズバーン!と釣れた日から1週間。
夢をもう一度!と来てみたものの、ボイルへのキャストはフルシカト。トップにもセットアッパーにも無反応。千切れたホンダワラしか引っかかってこない。
サップの周りでバコバコやってるのにこうも無視ですか〜。これが何気にメンタルやられるんだよね〜。

気を取り直して西の根回りで落としたジグに掛かってきたのはエソ、エソ、エソ、キタマクラ。

まいど♪

クーラーボックスが空で帰るのは、帰宅後魚を捌かなくていいから楽ではあるんだけどね。

それからまた1週間。
いつものポイントは攻めあぐねてしまうので、少し南下して別のビーチへ。
昔レンタルボートで行っていたポイントに近く、あそこならショゴが釣れるかもしれない。
真夏の太陽の下、ひーこら漕いで漕いで漕ぎまくって、数ある有名な漁礁を片っぱしから当てていくも、異常ナシ。ノーヒット。
魚探になんかヤバいキロク出てるなぁ〜と思ったら

こういうのは間違いなく切れたワイヤーorロープ。根掛かり注意。

ガチーンと根掛かり。やっぱりロープだ。昔の定置の残骸か。ジグは運良く外れはしたが要注意だ。

それにしても釣れない。
跳ねっぽいのもチラホラ見かけるが、小さく単発で期待値ゼロ。
もうどうすりゃいいの〜と諦めかけた8時すぎ、早巻きのジグになんか食った。水面まで上げてくるとすごい横走り。サバ?ちゃうわカツオだ!ソウダガツオ!

サバが釣れるとバイブが鳴ってるケータイに見立てて耳に当て「もしもーし♪」ってやる釣り人ギャグwこのソウダもすごいバイブレーションだったけどひとりぼっちだったのでやめました。

おお、よくコマセ鯛などで「ソウダ地獄で釣りにならない」なんて外道扱いされるソウダガツオだ。何気に人生初魚!すぐ血抜きしてキープ!

またすぐ近くの漁礁で着底乗りしたのが

長すぎてタモに入らず素手でランディング。

おお、これまた人生初魚アカヤガラ!最初ウミヘビかと思って超ビビったわw
素手で掴んでるけど、実はヌルヌルがすごくてタオルじゃないと取れなかったくらい。

長すぎて全体図撮れず。サップヌルヌル。
尾ビレの真ん中からピローンと20cmくらいのヒゲみたいなのが。何のため?というよりもこの魚なりのオシャレなんだと思う。

今日はもう釣れる気しないしソウダいっぴじゃ寂しいので、とりあえずキープ。
しかし!これが後に大正解だと知るのであった!

11時に帰港。

遊ぶ子供たちの歓声にほっこり。

いつの間にか小さなビーチは海水浴のファミリーたちがちらほらと。
そうか、夏休みだもんね。
館山湾は黒潮が入ってきて水は透明だし、みなとても楽しそうだった。ついでに沖の魚たちも夏休みだったのかな。

さて!
赤くて長〜いアカヤガラって魚。
実は大変美味な魚で、料亭で使うほどの高級魚だとか。
2日ほど寝かせて、火曜日にとりあえず刺身と寿司にしてみた。

内臓脂肪が多く、身に脂はあまりない。


カワハギのような白身。ちょっと付けた醤油の奥から、ハタにも似た旨味がジュワジュワとほとばしる。


素人のお寿司です💦でも味はめちゃくちゃ高級寿司♪

こんな美味しい魚ならもっと釣ってくりゃ良かったって思ったけど、これは狙って釣れる魚じゃないんだろな。でもって、体の半分が口と頭で歩留まりがすごく悪いし、だからこそ高級魚なんだろうね。
アラと頭は捨てずにアラ汁にしてみた。

お出汁も美味しいので醤油仕立てが◯。顔の周りはわりと可食部があり、その身もまた美味い♪


アカヤガラは掃除だけして、釣ってきた日曜はマルソウダをいただいた。

胸びれ上の鱗域が背びれ後半まで長いから、これはマルソウダ。この三角形がすぐ途切れているのがヒラソウダ、らしい。
血合いの多い身。鮮度が落ちるとこれがヒスタミン中毒を起こすから、マルソウダは人気がないんだとか。ちなみに内臓にはアニーが数匹🌀🌀🌀
バッチリ血抜きして海水氷で芯まで冷やしてくれば生でもとても美味しい。アニー🌀はブラックライトで見てちゃんと避けた。
カツオといえばタタキなのでバーナーで炙ってみた。
ちょっと火を通しすぎたかw今まで2回アニー🌀に当たっていて、胃の痛さもそうだけど蕁麻疹とかアレルギー反応の方ががヤバいのでちょっとビビってるw

それにしても、ソウダガツオが一匹しか釣れなかったのがちょっと悔しいんだよね。
ベイト反応もあったのに食わせられなかったのは、やっぱり腕のなさなんだろな。ジグを小さくする、早巻きする、トップをスキッピングさせる、弓ヅノを使う……。
とりあえず今仕入れたニワカ知識で今度また試してみる。

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