ダツを入れれば館山沖の三社祭や〜♪
6/22土曜日、行ってきたのはいつもの館山沖。
……ん!?そういえば6/9日曜日もココに来てた。レンタルボートで見つけた連チャンイカポイントを再びサップで狙うもオールスカ😵💫
切り替えてボイルを狙い撃ちするも、これまたフルシカト😵💫何でも釣れる万能ルアー、スピンテールが一回当たってバレのみ。
ヤケクソでぶん投げた16cmのビッグペンシルにガボッと水面を割ったのは、なんと…
え?なんで!?www
この日はこれ一匹でジエンド。調べるとほぼ無毒らしいので捌いて食ってみることに。
その身はやたらと水っぽくて、ペーパーを2回取り替えてもまだ足りないほど。
まあまあ、味はいつものフグ。もみじおろしとポン酢で十分美味しく戴いた。
ん~、🍶のツマミにフグ最高♪釣り師の特権やね♪
……でなくて!春イカもしくはあのボイルを攻略せえよ俺!
思えば、あのボイルは千載一遇の大チャンスだった。
つるんとした潮目にバッチャンバッチャンと大型の魚が跳ねまくっていて、そりゃもう大コーフンのお祭り騒ぎだった。
その真っ只中、打ち込んだのはいつものスピンテール、マキッパ、トップウォーターのミノー……。
どれもこれも全然食いやしねえの。あんなドンチャン騒ぎの真っ只中、自分ひとり蚊帳の外。食わせられなかったのが不甲斐なく、もう悔しくて悔しくて。
キャストして少し巻いた数秒後、着水地点で俺のことバカにするようにジャンプして見えた、あの黒くてデカいハート型の尾ビレ。
もう絶対忘れやしない。ボラでも青物でもない、あいつ。
次こそなんとか攻略してやる🔥🔥🔥
あれから2週間後、熱意とヤル気と執念だけはメラメラで、まずはイカ狙いだとエギを投げ、しゃくり、待って…でもやっぱ諦めて(さすがにイカは終了か)、深場に漕ぎ出しジグサビキでキロクを狙うも(大原の往年の船長は魚探反応のことをキロク(記録?)っていうよね。「キロクはバッチリ出てるんが食わねったっけ」みたいな)、ブルブルと来たのは取り込みでバレた多分ショウサイフグと、
ちーっさいエソさん。
う~ん。今日も釣れね。大潮で潮回りが早すぎるのか、なーんも食わね。
こののち、大潮下げの激流に巻き込まれ、命からがらは大げさだけどなかなかの試練に会った。東京湾の大潮の下げナメたらアカン。
さあて、時間は9時すぎ。次なに狙う?
とりあえず帰ることも考えて出港地らへんへ向かおう。途中、ジグヘッドワームや重めのスピンテールでマゴチのリサーチもしてみよう。それで今日も終わりだな〜、しょぼー。
良さげなかけ上がりを流すも、これまた全くもって異常無しでお手上げ状態。エソすら来ない。魚探も真っ平ら。なーんにも映らん。キロク無し。
あなたのそばで〜ああ暮らせるならば〜ああつらくはないわ〜この東京砂漠〜♪
ポツンと独り大海原にいると自制心がぶっ壊れてくる。釣り人ほど独り言を言う人種は他にいないけど、俺くらいのベテランになるとつぶやきだけでは飽き足らず歌を歌うという傍若無人ぶりを発揮するようになってくる。
「キキキーッ。心のブレーキ!」そう自分にツッコミを入れながらふと遠くを見ると……、
おお!?水しぶきが立っている!
出た!ボイルだ!
力いっぱいフルパワーで漕いでボイルポイントへ急行猛ダッシュ!
到着したときには派手なボイルは沈んでしまっていたが、絶対まだいるはず!と今回はスピンテールでなくシンキングミノーをキャストしてみる。
ハァハァ、肩で息をしながら、ピューン、着水、クルクルクル……なんの工夫もないタダ巻き。
………ドン!いきなりキタ!この重量感、暴力的な引き、シーバスだ。
しかし!一発目はすぐバレてしまった。
すかさずもう一投、……ドン!すぐに食った!おっしゃ!めちゃくちゃ食い気ある!今度はドラグを少し緩めて慎重にやりとりをする。何度か突っ込まれつつようやくネットインしたのは傷1つない美しいシーバスだった。
60cmくらいだろうか。ランカーではないがずんぐり太くて歩留まりの良い美味そうな魚😁迷わずキープだ。
ストリンガーを掛けて泳がせる。下を向いているうちサップが回ってしまい、釣れたポイントへは背中を向ける方角だがまあ大丈夫だろう、正面へ適当にキャストしてみる。これがまたもやヒット!
クーーーッ!一投一発、入れ食いやないか!
ラインの先で派手なジャンプをすると、真っ赤なエラが初夏の水面に眩しいぜ!これぞシーバス!楽しい〜!
しばらくやりとりした後、無事ネットイン。さっきと同じサイズだ。
すると、近くにいた青いカヤックの人が声をかけてきた。
「入れ食いじゃないですか〜!ルアーはミノーですか〜?」
「そおで〜す!シンキングミノーで〜す!」
小刻みにブルブル震えながら、水面下1.5mほどを安定してサーチできる。タダ巻きで十分だが、ストップ&ゴーやたまに早巻きなどを加えるとよりイレギュラーな誘いになる、とか。
一投一発はウソでなく、次のキャストでは着水と同時にこんな魚も食ってきた。
歯がノコギリ!タチウオに次いで痛そうな魚。
すでに良型のシーバスをキープしていたのですぐリリースしちゃったけど、人生初物、食ってみりゃよかった。
「タチウオですか〜!?」
「いえ、ダツでした〜!」
「そうですか!なんかさっきからめちゃ釣ってるじゃないですか〜!神がかってますよ〜!」
いやいや、たまたまなんです。次キャストしたらもう釣れなくなってるかもしれんし。今、偶然たまたまこのルアーがハマって釣れただけ。俺は釣りが上手いとか勘働きが優れているとか、そんな奢った自信なんか全くないんです、ホントに。
そんなことより、こないだはスピンテールや鉄板が全く効かなかったのに、今日このセットアッパーに変えただけで信じられないほど爆ってしまうこの落差よ。
恐ろしいことに、わっしょいわっしょい🎉入れ食いお祭り騒ぎなのは俺だけで、カヤックの人は全然釣れてないみたいだった。
セットアッパーを持ってなかったのか分からないが、彼の選んだルアーがシーバスたちに全然ハマらなかったのは事実のようだった。
俺はたまたまセットアッパーを持ってきててたまたまこれを選んだ。片やノーヒット…………ふう、全然笑えない。
この方から神ってるってお世辞頂いちゃったけど、トドメには本当に館山沖の神が降臨してしまった。
「またですか〜!今度は何が来たんですか〜!?」
「ま、真鯛が食ってきました〜!」
「マジですか!ミノーですよね!?」
「はい、ミノーに食ってきました!」
「マジですか!ほんとに神がかってるじゃないですか!」
いやいや、これはほんとにビビった。
イワシ付きの真鯛は外房の春だけかと思ったら、内房でもシーバスに混じって真鯛もイワシを追っかけ捕食しているんだね。
シーバス入れ食いからの大トリがミノーに真鯛て!もうなんだか色々バグっちゃってわけわからん。
まさかの真鯛が来て食いは一旦落ち着いた。サップもだいぶ流された。
写真の時間を見ると、入れ食いの時間は11時15分から11時50分まで。
結果、約35分の間にシーバス3尾(海中に垂らしておいたフィッシュグリップのスパイラルコードがぶっち切れて、シーバスが1尾逃げるというアクシデントもあった)、ダツ、真鯛それぞれ1尾ずつ釣れた。さっきまでちっさいエソ1尾だけだったのに、ラストに逆転満塁サヨナラホームランだった。
それにしてもシーバスは奥が深い。
今回はシーバスが吐いたイワシがルアーのサイズと同じでこれぞ「マッチザベイト」な釣れ方だったのだろう。
だから、セットアッパーで爆ったのだけれど、去年、船橋三番瀬沖でこの同じセットアッパーを半日投げ倒したのに全く当たらず、結局スピンテールで連チャンということもあった……。
難しいよね。だからこそ釣りは止められんのだけどね。