教育実習生かく来たれり
過去の自分を想起する自分がこの学校に入り、初めて教えた生徒が、教育実習生として帰ってきた。あの頃、毎日逃げだしそうになっていた自分の弱いところをたくさん見せた子達だ。
あの頃は、とにかくこの環境、学校という水槽で息をする場所を探すのに必死で、子供達のことより自分のことだったような気がする。自分でたてなかった!というのが正直なところだった。
そうなのだ。あの頃は、ちゃんとやらなきゃ、という真面目さが、子供達を目的にしていたわけではなく、自分のプライドを守るためだったことに、