函館で「ところがどっこい」を味わう
こんにちは💡
常葉大学造形学部3年の大場心晴です。
9/28〜9/29にかけて行われた、第15回日本デザイン学会第1支部大会in函館「ところがどっこい」に参加しました。
参加した上で考えたことや気づきを簡単に書きたいと思います!
📷 写真日記
開催された2日間の両方で、「写真日記」というワークショップを行いました。
⚫︎写真日記とは
写真日記では、公園や森の中でフィールドワークを行い、その中で自分が心を動かされたモノを1枚の写真に収めます。
その撮った写真に対して、「事実記述」「解釈記述」「経験記述」の3つのことばによる記述を行います。
事実記述は客観性が求められる一方で、経験記述では主観的な内容が求められます。間に位置する解釈記述は、それら2つを繋ぐ役割も果たしています。
↓ 参考論文 🔖
⚫︎写真日記をやってみて
意図して撮った写真でも、「ところがどっこい」こっちの方がおもしろいかも!と思うようなものもありました。(きのこの写真を撮ったのに、実はこんなものも写ってた!みたいな🍄)
写真には、撮った人が見たかったものと同時に、意識していなかったものが共存している特徴があるのだと思いました。
スケッチやことばだけの記録よりも、客観性を持って物を見ることができるのがこの写真日記の良さだと思いました。
総じて感じたのは、自分が思っていたことと違うことが起こるのも、おもしろいと思うためのワークショップだったのかもしれないということです。
予期せぬことにも楽しさを感じられる姿勢は、なにをするときにも大事だと思いました。
🔍 探究することのおもしろさ
2日目も1日目と同様に写真日記を行いました。
最後の振り返りのときの、札幌市立大の福田先生のお話が印象に残っています。
みんなが悩んでいる状態でこの場に来たことに価値がある、とおっしゃっていました。
初日のライトニングトークでは、いろんな人が自分の研究やプロジェクトについて、各々悩んでいる状態でもってきていました。
悩んでいることを各々話し合い、その後の懇親会でもお互いの研究について語らう場が生まれていた印象です。
そんな中で、悩んでいても良い、むしろ悩んでいることをぶつけた方がいい、そんな気持ちを持っていたら、もっと気楽に研究ができるのではないかと感じました。
"ところがどっこい"に振り回されてしまうことが面白くて、そこから新しいことが生まれていくのが研究の醍醐味なのかもしれないと思いました。
思い通りにいかない中で生まれる予期せぬ発見や新しい視点を大切にしながら、柔軟に研究を進めていくことが大事な気がします。
この考え方や姿勢は、来年の卒業研究にも活かせるものだと思いました。
わからないから悩んでしまった自分に幻滅せずに、わからないからこそ面白いんだと思う姿勢を大切にしたいです。
最近は、3年後期から始まった授業や4年生の卒制を間近でみてきたおかげか、「わからない」に対する怖さはほとんど消えたように感じます。
わからなくていいし、むしろそれをわかろうとするのが楽しいと思えるようになってきたのは成長かもしれないと思いました。💡
🍴 番外編とまとめ
ここからは、函館で見たもの、食べたものたちを写真で載せていきます!笑
写真で振り返ると食べてばっかりですが笑
"ところがどっこい"のフレーズをもとに、なんだか得るものが大きかった学会だったなと思います。
どの瞬間も、"ところがどっこい"本当にこれで良いのか?という問いを投げかけながらデザイン活動をすることが大切なんだと思わせてくれました。
そのためには、何事も自分ごと化が大切で、自分を一人称としてものごとを捉えていく必要があるように感じます。
これから、なにかする際にはわからなくて躓いたり、苦しくなったりしたときには、今回の学会で体感として学んだことを糧に進めていきたいと思いました。
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長くて拙い文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!🌷