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会社をつくろう!を終えて

こんにちは。
常葉大学 造形学部2年の大場心晴です!

私は大学1年生の6月ごろから約3ヶ月間、就職支援財団が主催する「会社をつくろう!」に参加しました。

ちゃんとした振り返りをまだできていなかった事から、今noteの記事として、そこで学んだことや感じたことを書いていこうと思います。📄
(ずーっと下書きにあったものをひっそり登場させました✍🏻)


🏢会社をつくろう!

「会社をつくろう!」は、本当にお金が動く事業運営の体験ができるワークショップです。

事業計画を立てるところから始めて、資金集めのためのプレゼンから投資をしてもらい、会社を立ち上げます。
その後は商品を発注して、商品を売り、決算から株主総会を経て最後に振り返る、というようなプログラムでした。

私自身、マーケティングなどの経営的なことにも興味があったので好奇心から参加することを決めました。

⚫︎会社概要

私が所属していた会社はメンバー5人からなる「株式会社J.Creaf」です。

会社名の由来としては、「Create the future」という言葉から、造語を作り会社名としました。「Creaf」だけでは、既存の会社と同じになってしまうことから、「Japanese」や「Journey」などの意味を込めて頭に「J」をつけることにしました。

会社での役割は、社長、会計、商品、営業、広報、監査がある中で、私の役割は広報と監査でした。

私たちの会社は、遠州綿紬という浜松の伝統工芸品を売ることを決めました。遠州綿紬という商品を通じて長く良い品質で使える商品を販売することで、お客様の未来を作るという由来から、「みんなで未来をクラフトする」という経営理念を考えました。

⚫︎事業の進行

売る商品の選別は、実際に会社を経営している社長さんや発注先であるぬくもり工房さんからのアドバイスから、扇子とハンカチとヘアゴムに決定しました。
扇子とハンカチはぬくもり工房さんで販売しているものを選び、ヘアゴムだけは私たちが考案したものとして、他の業者に遠州綿紬の生地を使って作ってもらったものを売ることになりました。

出店形式での販売となっており、出店は計2回あったため、8月と9月でそれぞれの戦略を会社で考えました。
8月は夏休み期間であったことから家族連れをターゲットとして、9月は敬老の日があることから、プレゼントとして勧めることで購入を促そうと考えました。

⚫︎出店準備

私の役割は広報であったことから、チラシ作りやPOP作り、外観作りを主に担当しました。
チラシ作りは特に苦労して、何度も修正を重ねました。

チラシの修正の過程(左から)

場所が明確な記載ではないこと、商品の値段が記載されていないことなどをご指摘いただきました。

当時レイアウトなどをしっかりと学んだことがなかった学生だったことや、見る人の気持ちや視点を今よりも意識していなかったことなどが起因していると思いました。

完成したチラシ

POPや外観における看板の作成もしました。

作成したPOP

⚫︎反省点

まず、1番の反省点としては結果的な赤字を導いてしまったことです。
売り上げとしては黒字となっていましたが、準備費用などでの見落としがあり赤字となってしまいました。

赤字の要因としては、大きく3つあると考えています。

・柄による売れ行きの差
・チラシの効果の薄さ
・こまめな会計確認の不出来

この3つについて、一つずつまとめてみようと思います。

まずは柄による売れ行きの差についてです。
これはハンカチにおいてかなり顕著に表れました。

私たちは発注先のぬくもり工房さんのパンフレットに載っていた12色のハンカチをそれぞれ5枚ずつ、計60枚発注しました。
明るい色や暗めの色、さまざまな色があり、カラーバリエーションがあった方がお客さんの買い物の選択肢が広がり、より良い買い物に繋がると考えていました。

しかし、出店当日になると明るい色ばかりが売れ、暗めの色の売れ行きが怪しくなりました。
売れ残った在庫を見てみると、やはりそこにも暗めの色がたくさんありました。

そこで、「パンフレットに載っているから」という理由で色を選択したことが間違いであったことに気づきました。
人気の色にばらつきがあることを、はじめから把握するのは無理があったかもしれないけど、事前にアンケートを取るなどして色の人気を調べておく必要などがあったと思いました。


次にチラシの効果の薄さについてです。
私たちは作成したチラシを150枚印刷しました。

出店当日、チラシを配ろうとしても受け取ってくれる人はかなり少なく、さらにチラシを見て来店し、購入をしてくれるお客さんはゼロに等しいものでした。

1回目の出店の振り返りで、チラシの効果についてよく調べてみると、約0.01〜0.3%というデータが出てきました。
ここでも事前準備での見落とし、リサーチ不足が現れていると思いました。

チラシの効果についてよく考えた上で、印刷する枚数やサイズなどに調整をするべきだと考えました。


最後にこまめな会計確認の不出来についてです。
私たちは、発注先のぬくもり工房さんに出店する私たちの統一感を出すために、エプロンをお借りしました。

快く無料で貸し出しをしてくださいましたが、私たちがそのエプロンを使った後のクリーニング代や郵送費について私たちは見落としていました。
その見落としから、売上の時点では黒字だった会計が、その2つの経費によって赤字になってしまいました。

そこで、このようにお金が動く場面では、こまめな会計確認がかなり大事になってくるのだと思いました。
こまめに確認をしていれば、黒字であった可能性がかなり上がったことが考えられます。

🏢学んだこと・得たこと

ここからは、私が「会社をつくろう!」の事業運営ワークショップを経て、学んだことや得たことを書いていこうと思います。

・連絡の質や速さ
・決断をして進む力

大きくこの2つを学びました。

まずは連絡の質や速さについてです。
会社内で連絡をするにあたり、LINEを使用しましたが、連絡頻度や連絡する情報の質の高さなどが不十分だと感じました。

その結果から、準備がギリギリになってしまったり、認識のズレが起きてしまっていたりなど、会社経営においてあってはならないことがたくさん起きてしまいました。

連絡頻度だけでなく、質の高い連絡(聞き直さなくても一度で伝わるような連絡の仕方)ができなくてはならないなと感じました。

次に決断をして進む力です。
会社を経営するにあたり、「どうしよう?」といってひたすら相談していては何も進まないことが改めてわかりました。
誰かが「こうしよう!」と決断をしてどんどん進んでいく必要があると思いました。

止まらずに進むことってできそうでできていないことだと思います。
冷静になるために一度戻って客観視することも、必要ではあるけど、それ以前に手や頭を動かし、進めることが大事なんだなと感じました。

🏢まとめ

大変なこともたくさんあったけど、充実した期間を過ごすことができました。

大学1年生という、まだ時間が十分にある時期にこのような体験ができたことがとても良かったです。

長くて拙い文章ではありましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!🌱

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