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【高松宮記念】五感を犠牲に悲願のGⅠタイトルを狙うメイケイエール

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<新幹線と併走するメイケイエール(手前)と爆発した栗東TC(奥)>

シルクロードSで復活を果たし、G1勝ちを狙うメイケイエールは栗東CWで単走追い。今回は、前走のパシュファイヤーと折り返し手綱に加え、ありとあらゆる馬具を纏い、走ること以外に必要な感覚を捨てた。

その効果は絶大で、あまりの脚力に栗東TCが耐えきれず爆発するほど。トレセンが塵となるアクシデントがあったものの、そのままのぞみ(新幹線)と併走を開始。序盤は行きたがる素振りを見せたものの、折り返し手綱の効果もあり、ぐっと我慢。

新大阪で鞭を入れると、素軽い動きでぐんぐん加速して、新神戸で停車中ののぞみを抜き去り、博多へ30分早く先着した。

武英智調教師は「ちゃんと走ればのぞみ相手にも負けないと思ってた。やっぱり素質は素晴らしいものを持っているのでね。(シルクロードSを)勝ってからというものの、飼い葉もよく食べるし、本当に調子が良くて馬体もギラギラと光っていて、最近ではサングラスをしないとよく見えない。」

と、悲願のGⅠタイトル獲りを目指す。

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