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【SVシングルS7】わたしと茸とミミズと金魚【最終839位(レート1857)】


 こんにちは、ケンコーホーシと申します。
 ポケモンSV環境で最終3桁順位を達成&順位の自己新を達成したので、記念に構築記事を書きたいと思います。
 次シーズンから大きく環境が変わることになると思うので、次シーズンも同じ構築を使うことはないでしょうが、戦い方の発想は悪くなかったと思うので読んでもらえたら嬉しいです。
 ※また今回初めて2ROM体制で潜りました。最後には2ROMでの所感も書いてます。

◆構築の背景

 前シーズン(S6)にてチオンジェンやドオーを用いたサイクル構築を使って遊んでいた際に、眼鏡特化イーユイにドオーが何度も吹き飛んで負けるということを経験していました。
 そのため、S7では、有利対面を作った際に相手のサイクルを全てを崩壊させるパワーを持つ眼鏡イーユイを構築の軸に据えつつ、パーティを考えました。
 眼鏡イーユイの大きな特徴として、大体のサーフゴーを後出しから超有利対面で1撃で倒すことができるという所があります。そのため、最初はイーユイ以外のパーティを基本サーフゴーに弱くすることで、サーフゴーを無理やり誘って倒すという組み方をしました。
【サーフゴーを誘うポケモンの例】
 キョジオーン、モロバレル、マリルリなど

上記のポケモンを色々試した結果、最終的にはイーユイの相棒として、脱出パックをもったモロバレルが優れてると感じ、イーユイ、モロバレルを中心に戦いました。

ただし、モロバレル、イーユイを使用する際に、飛行テラスカイリューに初手や後投げから不利をとることが多く、カイリューを完封できるポケモンを探したところ、HBオボンミミズズがカイリューを完封でき、尻尾斬りから身代わりイーユイを展開できる最強ポケモンであることを発見しました。
(結果的にイーユイ対策のガブリアスやディンルーにも強めになりました)

イーユイ、モロバレル、ミミズズを中心に戦い、この3匹できついのがウルガモスや瞑想ハバタクカミとなったため、特殊メイン以外の軸を持つ必要があると感じ、初手飛行テラスラムの実カイリュー、スカーフイダイナキバといった奇襲性をもった高火力物理を用意し、構築が完成しました。
最後の1匹は最終日も含めてコロコロ変えていたのですが、最終的にはクエスパトラを加えました。

◆パーティ紹介

イーユイ
ひかえめ H228 B4 C116 D4 S156 準速セグレイブ抜き  水テラス
持ち物:こだわり眼鏡
ふんえん あくのはどう テラバースト オーバーヒート

超火力ポケットモンスター。コイツが有利となる対面を作って、高火力を押し付けていくのが基本的な戦い方となる。
有利対面を作ったら、相手の裏を考えながら、ふんえんorあくはorテラバーストの選択をしていく。
ただ、3割やけどで、相手のカイリュー、ディンルー、テツノカイナに負荷をかけることが多いため、迷ったらふんえんを押してました。
テラバースト水は、H振りディンルーを乱数80%でワンパンでき、H無振りサーフゴーも6割くらいでワンパンできるため、明らかに裏がディンルーだと分かっていた場合は積極的にテラスを切ることもあった。キョジオーンも余裕でワンパンのため奇襲して倒したりもよくした。イーユイミラーにも強く偉い。
後半は、ウルガモスや瞑想ハバタクカミが数を増やしたため、活躍は多少減ったが、間違いなく今回のパーティのエースだったと思う。



モロバレル
ずぶとい H252 B160  D98 炎テラス
持ち物:脱出パック 特性:再生力
リーフストーム ヘドロばくだん イカサマ キノコのほうし

影のMVP。あらゆる場面に登場し、パーティが循環していくのに必要不可欠だった存在。再生力と脱出パックリフストの相性がかなり良く、相手の攻撃を高耐久で受けてから、削り&回復を加えられる強力な動きとなっている。
草毒のタイプも偉く、イーユイの苦手な、水、格闘を半減にでき、コイツ1体で、毒びし、チオン、キノガッサなどの対策もできる。
耐久が絶妙に高く、交換するたびに回復するため、1発耐えてほうしで眠らせて、イーユイ展開なんてことも度々起きた。
技はだっしゅつパックとの相性良しのリーフストーム。ディンルーやへイラッシャを削って、イーユイの圏内にもっていくこともよくしました。
ヘドロばくだんは、チオンを使ってたときに使われるとキツかったので採用。イカサマは積んできたカイリューへの削りに役立ちました。


ミミズズ
わんぱく H244 B252  B12 格闘テラス
持ち物:オボンのみ 特性:どしょく
ボディプレス 鉄壁 ねむる しっぽきり

調整は以下の記事参照しました。
https://emoti-blog-2020april.hatenablog.com/entry/2023/06/03/115940

おもしろミミズくん。
イーユイ、モロバレルを使ってた際に苦手だった高火力の飛行テラスカイリューを後投げから対処できるポケモンを探していた際に発見した。
しっぽきりからイーユイ展開できた時が最高であり、環境にいない珍しいポケモンのお陰かわりと警戒されずに身代わりを貼ることができた。
ボディプレスのワンウェポンのため、ハバタクカミなどのゴーストに何もできないので運用は注意。鉄壁をヘビーボンバーやアイアンヘッドに変えるかも検討したが、鉄壁のお陰で竜舞カイリューを完封した試合もあったので悩ましいところ。


イダイナキバ
いじっぱり H4  A252  S252 最速テツノツツミ抜き 地面テラス
持ち物:こだわりスカーフ
もろはのずつき はたきおとす ぶちかまし インファイト

重量級スピードアタッカー。
努力値調整は要検討の部分もあるが強かった。
パオジアンやイーユイ、エナジーではないハバカミなどを奇襲し、残りも超火力でスイープする動きが強く、最終日の後半はイーユイよりもコイツを通す動きを取ることが多くなっていた。
そもそもの火力が高いので、受かりにくいのがとても良い。
地面テラスは、半減テラス系統と迷ったが、2耐えすると油断してきた相手を奇襲することや、高火力でのサイクル崩壊ができるので良かったと思う。
スカーフだとバレてないと、パオ目線わざわざ氷の礫を撃たれることもなかった。
技は、タイプ一致高火力のぶちかましとインファイト。もろはのずつきは主にカイリュー向け。命中80%を外しまくって泣いたのでアイスピでもいい気もしたが、H振りの飛行テラスカイリューをマルスケ込みで6割くらい削って羽休めを許さないのであってよかったと思う。


カイリュー
いじっぱり H4  A252  S252 飛行テラス
持ち物:ラムの実
テラバースト 地震 しんそく アクアジェット

少し前に流行った初手飛行テラス、ラムの実カイリュー。
ある程度コンセプトができて残りメンバーに困った際に、ベタに強いやつを入れることで戦いやすくなるというのを、昔剣盾でレート2000を達成した時に感じてたので採用。ベタに強く、普通に3タテもした。
持ち物は、ウルガモスの鬼火、キノガッサのキノコのほうし、サーフゴーの電磁波、ハバタクカミの電磁波などに強いラムの実。
するどいくちばしも試したが、若干の火力上昇よりも、初手テラスの勢いを削がない持ち物にしたほうが試合が安定しやすかったと個人的には感じた。
アクアジェットは、鉢巻カイリューの時の名残で残していたのだが、最終日にきあいのタスキのハバタクカミが増えたので環境に刺さってた気がする。パオ対面のゴーストテラスや、ゴーストポケモン引きにも刺さっていた。


クエスパトラ
ひかえめ H16 C252 S240 格闘テラス
持ち物:気合の襷
ルミナコリジョン マジカルシャイン 守る バトンタッチ

要検討枠。
最終日までこの枠はずっと決まらず、ここまででテツノツツミと瞑想ハバタクカミに十分な答えを出せていないのと、初手パオとそこまで安心して戦えるポケモンがいないので、これらの穴埋めをずっと考えていたが答えが出なかった。おそらくここが決まればもっと順位があげられたかなと思っている。
なお、クエスパトラになるまで試したポケモンは以下の通り。
【試したポケモン】
・ニンフィア
・ジバコイル
・ルカリオ
・チャーレム

ニンフィアとチャーレムは使用感は悪くなかったが、最終的には格闘テラスを切ることでパオ対面に勝てて、ハバタクカミやテツノツツミと比較的戦いやすいルミコリクエスパトラに落ち着いた。クエスもサーフゴーに弱いため、サーフゴーを誘って、イーユイにバトンできないか考えたが、そもそも最終日にサーフゴーが数を減らしていたので机上論で終わった。

◆後書き

 今回、ランクマッチ対戦をするに当たって、初めてメイン以外のサブロムを用意して、2ROM体制で戦ってみました。2ROM体制で潜ってみて、次のメリット・デメリットがあると感じました。
 ◆2ROMのメリット
  1.レートが溶けた時のメンタルダメージが少ない。
  2.環境が変わった時の調査や試験的なポケモンの採用がしやすい。
  3.キャラの見た目や名前が変わるので気分転換になり楽しい。
 ◆2ROMのデメリット
  1.馬鹿勝ちしても大きな順位の上ブレがない。
  2.レンタルパーティの移行が面倒
  3.単純に2回マスボ級にあげるのが面倒

 特にメリット1の効果が大きく、ポケモン対戦は運による下振れが発生し、メンタルが安定せず、プレイングが雑になり、さらに負けるという悪循環が起きることがあります。2ROM体制ですと、片方のROMを高いまま保持して、もう片方のROMを動かすことで、仮にレートを溶かしたとしても影響を軽微にすることができます。
 もちろん1ROMよりも試合数は増えるので大きな上振れは見込めなくなりますが、ポケモンはかなりメンタルスポーツな部分があると思うので、安定して勝利数を増やせるのは結果的に良い結果を出しやすくなると思いました。
 今回、私は最終日はいずれのROMも1200位くらいから潜って、メインは技外しやフリドラ凍りなので2000位くらいまで落ちましたが、サブは740位くらいで撤退することができました。私自身、勝った時の勢いよりも、負けた時のダメージがでかい方なので、2ROM体制は性に合ってると感じました。

◆宣伝

 最後に宣伝です。先程も書きましたが、youtubeチャンネルでゲーム実況やってるのでよければ見てもらえたら嬉しいです。ポケモン対戦動画はネタ切れでぶっちゃけ最近あげられてないですが、普通に色々なゲームやってるので見てもらえたら嬉しいです。(最終日動画もそのうちあげたいです)

最終日動画も声なしですが投稿しました。

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ケンコーホーシ
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