「楽しみな試合」という投稿をしようと思ったら、下書きのままわすれてたので見返して投稿してみる。

ああ、試合直前に投稿したつもりだったのに。
下書きに残ったままだった、、、
せっかくなので投稿しておこうと思います。



井上尚弥vsフルトンが近づいてきた。フルトン目線で攻略法を考え、勝敗予想をしてみようと。

●フルトン:リーチとフィジカル、テクニックがある。活かすべき武器はリーチ。

●井上尚弥:いい試合を見せたいと思っている。パンチが効かない、打てないだとフラストレーションがたまる。(とはいえ本人が今回は、内容でなくて勝利を最優先に考えるといっているのは、このリスクヘッジとも言えるかも)


判定勝ちの塩試合でもいいと考えた場合、まずシンプルに考えると、タッチボクシング=パンチを貰わず当てる、が思い浮かぶ。どんな勝ち方でも、井上尚弥に勝ったという実績はとても大きいし。

すると
・フルトンがリーチを活かしてアウトボクシング
・なるべくパンチをもらわない距離で、ジャブを打って当てる。ポイントを取る
・ポイントリードして、井上尚弥を焦らせる、怒らせる。
・無理に突っ込んで来たところをカウンターで迎撃する。

これが凄くシンプルな見立て。それを遂行できるテクニックはフルトンにある。井上尚弥の階級未知数という変数を最大限マイナスにとり、体格差を重要視、メイウェザー並のディフェンスを持っていると仮定した場合にはフルトン勝利予想となるだろう。

ただ殴り合うは誰が考えても愚策(という盲点を狙ってくる可能性もあり)

一方で、上記作戦を遂行する上での障害は
・世界一の踏み込みスピード
・パワー(絶対的には強いが、フルトンがどう感じるかは未知数)
・テクニック
・カウンター技術
・ディフェンス

まず逃げ回る前提なら、作戦遂行のためのスタミナがいる。それはフルトンは問題なくあるらしい。だが圧力の中では体力は思った以上に削られる。

後半KO予想の人たちは、スタミナ削られたフルトンに井上が追いついてパンチを当てる、というものだろう。
(今回井上尚弥のトレーニングでスタミナ強化、疲れてもパンチを打てる練習をしてることから、ベーシックな展開でこれは考えている)

ここまでは、通常シナリオ。絶対に考える範疇。
それからが作戦だろう。予想外、相手の意識の裏を描くこと、それが勝利への道筋。

フルトンは「虎穴にいらずんば虎児をえず」
の考え方をしてるように思う。対フィゲロア戦。相手のスタイルにあわせて戦った。それはナメてたというよりも、フィゲロアの圧を捌くのは無理と判断した結果、相手の土俵で勝ち切るための作戦を立てて臨んだはず。

一番の武器が通用しないときほど、相手の心は痛むもの。そうすると、絶井上の距離で撃ち合う瞬間を作る。
そして可能であれば無効化、できなければあえて油断させる(効いてると見せかけて追わせるとかの)ための手立てを考えるはずだ。

こうしたときに思いつく研ぎ澄ます武器は
●ノーモーションジャブの制空権の確立
●踏み込みに対する右カウンター
●接近戦での対井上手法確立、クリンチするくらい詰める

距離固定と近接対策。それをペースを変えながら遂行する。「パンチがない」というのは油断させる要因となる。だから飛び込みにあわせるようにするはず。

そこに対しての井上の特徴は、
・距離感
・踏み込み
・あて感とパンチスピード

●距離感
ここは都合のいい距離感は保ちづらくできる。そして、狂わせるための罠も設ける。
とすると、踏み込みがポイントになる。

●踏み込み
これは誰よりも早いし、気づいたらそこにいると言われるほど。最も手を焼くのは間違いない。
ここにどう対処するか。下がるか、距離を詰めるか。
詰めるほうがはやくできそうである。

●あて感とパンチスピード
基本的には当たらなければいい。射程外からうつ。が基本。とはいえ打ったあとのカウンターは狙われる。
ショルダーガードと頭を遠い位置にして外す。後ろ足重心を最大限活かす。

持っているものだけで考えるとやはりフルトン優位に見える。


だがそこは井上サイドもわかった上で戦略と対策をたてる。特徴=狙うポイントになるから。
井上尚弥の引き出しが問われる。

さてファンだから、不安になるし、楽しみでもある井上尚弥。過去何度も感じたカタルシスをもたらしてほしい。

フルトンにはその引き出しをあけてもらって、井上尚弥が圧勝してほしい。我々がいくら騒いでも、本人の知識、技術、理解度レベルには誰も至らない。

・ディフェンスで上回る
・高速なジャブへのカウンター
・減量苦から解き放たれたことでできる、うち終わりへの踏み込み&終盤への継続。相手のバックステップを上回る押し込み
・前の手のロングレンジからのボディストレート、軌道を変えたアッパー
・クリンチ際のショートフックでダメージ
・ロープ際から逃さず打ち込む
・まさかの序盤KO

どれか見たいなぁ。どれかはやるはず。きっとそれだけの力を持ってるから。

インサイドもアウトサイドの戦略でも上回ってほしい。
今まで誰も理解できない勝ち方を積み重ねてきた。それがPFP1位ってことだと思う。(とはいえこれまで歴史上、それが負けることも何度も何度もあるわけですが)だから勝負論があって面白い。

高いモチベーションに裏打ちされた、最高の試合をして、伝説に。フレディ・ローチの近いうちに世界を驚かせる発言を、ぜひ現実に!



と、せっかく書いていたのに投稿を忘れてしまっていた。。。

せっかくなので振り返ってみると割と当たっていたかな。
井上尚弥の踏み込みへの対策としては、前足をなるべく前に出す、だったとは。リーチ差を拡大解釈しすぎたのだと感じた。

やっぱり井上尚弥は期待を超えてくれる。見せてほしいものをたくさん見せてもらって、ローチの言うように世界の話題になったようで。

これから先の怪我無く健康に35歳までの完走を祈りながら、さらなるチャレンジをたくさん見たいですね。






いいなと思ったら応援しよう!