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『現代版ふるさとの菓子』ハーゲンダッツバニラ

 よく辛党の人は甘いものが苦手、甘党の人はお酒が苦手と言われます。しかし私は甘いものもお酒も大好き。いわば中道、無所属です。

 そんな私が週末の楽しみにしているのが、ハーゲンダッツのアイスクリーム。売り場には色んな味がありますが、やっぱり外せないのがバニラです。皆さんもお好きでしょう?
 
 もちろんアイスそのままでも充分美味しいのですが、私はここに一工夫加えます。ラム酒を少しかけるのです。前述の通り私はお酒も好んで飲みますが、ラムは特に好きなお酒です。そのまま飲むだけでなくロックにしたりジンジャエールで割ったりと色んな楽しみ方ができるとても面白いお酒です。洋菓子の香り付けにも使われるので馴染みのある方も多いでしょう。

 そっか、じゃあスーパーでラム買ってこよう、なんて方はちょっと待った!ラムなら何でもいいと言う訳ではありませんよ。ラムの種類も吟味が必要なのです。辛口のラムじゃいけません。バニラやカラメルのような香りの甘口のものでなければバニラアイスにはマッチしないのです。

 私のお気に入りは「セイラージェリー」。こちらはお酒としても一番好きな銘柄です。これはラムに様々なスパイスを加えた「スパイスドラム」という種類のラムで、重厚ながらも甘やかな飲み口の銘酒です。

 これを少し回しかければ、ハーゲンダッツがさらに贅沢なデザートになるのです。ラムの分量はほんの少しでOK。あまりたくさんかけると辛くなってしまって却ってマイナスです。

 この食べ方をTwitterで呟いたところ、ラム酒愛好家の方から結構いいねをもらえました。さらにそれを見ていた父が、僕が実家に帰る時に合わせてハーゲンダッツとラムを買ってくれていたことがあります。それで「一緒に食べるぞ!これ美味いんだろ?」と言ってくれました。僕のことをよく見てくれてるなーと嬉しくなりました。しかし父が買ってくれてたのが結構辛口のバカルディだったので、あぁちょっと違うんだけどなぁ、とも思いました。そして、でも言わないでおこう、とも思いました。
 
 いずれにせよハーゲンダッツの美味しさの肝は独特の深いコク。これがあればこそ、刺激の強いラムに負けず甘さが際立つのです。あまり高級酒を試す勇気はありませんが、ふりかけるラムの銘柄を色々と変えてみるのも楽しいかも知れませんね。

 しかしお酒にしても香りの甘めのものを選ぶとは、無所属とはいえやはり私も甘党よりなのでしょうか。

金曜の夜のはじまりアイスクリーム

拙句

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