何らかの文学賞への信頼(と、本との出会いについて)
こんばんは。こんなツイートが、たまたま流れてきました。
なるほど、目から鱗。
時たま系統立てて本を読もうと思えば、ジャンルか作者で統一して選んでました。強いて言えば芥川賞受賞って書いてあると一歩背中を押されるくらい。
ある文学賞を取った本を読んでいくって、すごく面白そう。
といったって芥川賞以外大して文学賞に注目してなかったけど、何かあるかな…と思い起こすまでもなく、
好きな本や、好きな作家・文筆家が取った賞へは既に、(その賞を取った本を意識的に読んでいたわけではないにも関わらず)かなりの信頼を置いているなと気づきました。
例えば、カズオイシグロの「日の名残り」が好きだから、既にブッカー賞をかなり信頼しています。
武田砂鉄がめちゃくちゃ好きなので、あと米原万里の「オリガ モリソヴナの反語法」もすごく面白かったから(彼女のファンでもあります)Bunkamuraドゥマゴ文学賞も信用している。
どの本が好き?って言われると悩んだ挙句に毎回「精霊の守り人」を挙げるくらい上橋菜穂子が好きなので、国際アンデルセン賞も信頼している、といっていいのかもしれない。
言わずもがな、本屋大賞で選ばれた本はやっぱり面白いですよね。「流浪の月」はいつまでも印象に残る本になりました。
などなど、ちょっと書いてみただけでこれだけある。
今まで自分の直観か周りの人の好みかで本を選ぶことが多かったので
選考委員という「よく知らない人」が「お勧めしている(この表現には語弊があるかもですが)」本を読む、というのは新鮮な体験です。
早速やってみようと思いました。(積読は死ぬほどありますが…)
読書に関するやってみたいこと(読んでみたいことではなくて)リストが長くなっていくばかりで、楽しい悩みが尽きません。
例えば
・今度は翻訳家にフォーカスして読む。
・同じ作品の違う翻訳を読む。
・世界文学全集みたいなのを借りてきて、名前しか知らないような国の作家が書いた本を読む。
など、など…。
でも、色んな本が読みたいなあと思ったとき、いつも感じる小さな葛藤があります。それは
「好みの本以外と出会うことって、本当にできるのか?」
ということ。
全然別の話になってしまうので、次の投稿でこのことについて書きましょう。
それじゃあ、また明日。