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自分軸を探しに南伊豆に行ったら、すでに持っていたことに気づきました。

お久しぶりです。
ローカル×ローカル、2024年インターン1期生のはるのです。

1ヵ月のインターンが終わって1週間がたった今日、8月15日。
インターン卒業後も一緒に旅行していた同期の2人とも昨日ついにお別れ。少し寂しくなったのでnoteを書くことにしました。

振り返ってみると、7月1日。
あと2日後に迫る、インターンの最初の課題「自己紹介note」をベトナムのホテルで書いたことを思い出します。書きだしたら止まらないのに、言語化に苦戦して、ベトナム名物・練乳コーヒーを買いに行って気分転換、なんてこともしてたな~と。




ある言葉との出会い

自己紹介note」にも書いたけど、私が南伊豆に行った理由は、自分軸を探すため。やりたいことがないわけじゃない。逆にやりたいことが多すぎて、限られた時間でそれらに優先順位をつけることができなかった。だからその時間をとるために休学をして、やりたいことの1つであった「ゲストハウスで働く」ためにローカル×ローカルのインターンに参加したのだ。

そんな私に南伊豆で出会ったある人がくれた言葉。

人生あみだくじ

この言葉には、「人生は理想としてる方へは行かない。最終ゴールを決めても、そのときの気持ちに従っていたら最終ゴールとずれることもある。でもそれが人生。あみだくじのように、そのときの気持ちを大切に、その気持ちに素直に進んでいけばいい。」という意味が込められている。

必死に軸を探そうとしていた私にとって、救いのような、一方で出鼻を挫かれるような、とにかく衝撃的な言葉だった。だって、結局変わるゴールだとしたら無理に軸を作ろうとしなくていいのかもしれない。

でも、軸を探して色んな挑戦をし始めたばかりの私には、それをちょっと否定されたような気分にもなった。それに、「人生あみだくじ」と言われて、そうなんだと思いつつも、それはたぶん経験があってこそで、きっとそうなってきたからそう言えるだけ。今が幸せだからそう言えるだけ。

将来が何もわからない私にとって、「そういうものか」と思えても、「だからなんだ」と今の不安が消えるわけでもなくて。ただただ、大きな選択をしなきゃいけないときは、不安で怯えながら生活してる。そんな状況なのに、「人生あみだくじ」と言われても、よくわからないが正直な感想だった。

この言葉を聞いたのが7月14日。
ちょうどインターンが始まって1週間後くらいで、この日から私はこの言葉とともに南伊豆での生活してたんじゃないかな。というくらい、すごく印象に残って、事あるごとに考えていた気がする。


自信をくれた南伊豆

南伊豆で出会った人、もらう言葉、南伊豆での経験、
すべてがちょっとずつ私に自信をくれた。

南伊豆での1ヵ月間、「もっと自信を持っていい」と伝え続けてくれた人。自分は何ができるだろうかと考えるたびに、何もできないと落ち込む私に、資格がどうとか技術がどうとかじゃなくて、私自身の魅力を教えてくれた人。

「このままでいなさい、今のままでたくさん愛される人なんだから」、
「またいつでもいらっしゃい」という言葉。

思いがけず司会をしていた卒業パーティー。
ローカル×ローカルではインターンの卒業が近づくと、自分たちで卒業式を企画し、場の編集に挑戦する。怖かったし私にはできないと思っていたけど、ちょっと勇気を出して自分を開いてみた結果、みんながよかったよと言ってくれた。でもそれは、私のへたっぴな進行でも盛り上げてくれる、楽しんでくれる人たちだろうって、すごく安心できる場所だったおかげ。
だからこの場を借りて、みんなにありがとう、と伝えたいです。

思い出を振り返る写真展を開催

こうやって少しずつ自分を認められるようになった。
だからかわからないけど、今改めて「人生あみだくじ」と聞くと、たしかにそうかもしれないと少し納得できる気がする。

ここで私のちょっとした年表を紹介。

2019年7月
ボストンにある大学のサマースクールに参加。
海外の人とコミュニケーションをとる楽しさを知る。
2019年10月
修学旅行で台湾に行く。
台湾人の友達とうまく話せなくてもどかしさ、悔しさを感じる。
2022年4月
大学2年次から中国語を専攻。
2023年2月
フィリピン・セブ島に1ヵ月滞在。
休学やワーキングホリデーという選択肢を知る。
2023年3月
ゲストハウスを巡る旅を始める。
滞在先でTABIPPO学生支部について知る。
2023年7月
TABIPPO学生支部に参加。
世界一周・海外協力隊・長期留学・起業、フリーランス
世界が一気に広がった。
2023年9月
中国・ハルビン留学
2024年3月
自分軸が見つからずに、悩んだ末に休学を決断。
2024年7月
ローカル×ローカルのインターンに参加。

軸と言えるかはわからないけど、そのとき、そのとき選んでいたものが繋がって今がある、と思えるようになった。高校生のときにアメリカや台湾に行く経験がなければ、今ハルビンに留学していることもないだろうし、セブでの1ヵ月がなければ休学という選択をしていなかったはずだから。

次の行き先は中国・ハルビン

いつかの日記で書いたこと。

最近ふと私は何者なんだろうって不安になった。大学生という肩書がなくなっても残せるもの、武器を作らなきゃいけない。

南伊豆にはその人しかできないものを持っている人がいっぱいいた。
私も「私、これできます」と胸を張って言える何かが欲しい。

ということで、南伊豆を発ってから1ヵ月、
私は今、中国・ハルビンにいる。

去年半年の留学を経験して、ハルビンが大好きになった。
その一方で、語学力不足にも気づかされた。日常会話はできるけど、自信をもって「中国語ができます」というのはまだ難しい。だから、もっと勉強したいと思って、帰国してからも必死に勉強を続け、半年ぶりにハルビンに戻ってきた。

今年もたった半年の留学。半年がどれだけ短いか、去年体験したからすごくわかってる。そして今年は、留学後に就活も控えてる。正直すごく怖いのが本音。だけど、真剣に悩んで決めた選択は全部、いつかの自分の強みになることを知ったから、前よりは大丈夫だと思えるようになった。

来年2月、胸を張って南伊豆に帰れるように。
頑張ります。



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