見出し画像

【韓国留学】なぜ韓国に留学するのか?ちょと長めの独り言

9ヶ月間の語学留学を経て、大学受験の複雑すぎる書類準備をしてまでも、
なぜ韓国の大学に留学しようと思ったのか。

「韓国でなくてもいいのでは?」「英語圏ではなくなぜ韓国?」

韓国に留学することについてここにはあげるのが躊躇われるようなものも含め、否定的な意見もたくさんいただいてきました。

私自身、元から韓国のアイドルが好きだったこともあり、そういった「趣味の延長」、「遊び」として捉えられることもあります。

確かに最初は
「好きなアイドルが使っている言葉を理解したい!」
「私も彼ら、彼女らと通訳なしで話してみたい!」
そんな思いから韓国語に興味を持ちました。

そうやって始まった韓国語の勉強ですが、気がつけばいわゆるその、「推し活」というものの枠を超えて韓国語に対する興味や関心、勉強の意欲が湧いていたのです。

ちょうどその当時、私は日本国内にある外国語大学の国際系の学科に所属していました。そこでは必須の科目として英語の講義がほぼ毎日あり、英語で歴史を習ったり、英語で社会問題について意見を述べたりしていました。

授業外ではTOEIC、TOEFL、IELTSの対策、受験もありほぼ英語漬けの日々。

高校生まで留学経験もなければそこまで英語の実力があったわけでもなく
定期テストだったら、まあそこそこの点数が取れるくらい。

いざ本当に英語を使えるようにしようと思っても全然伸びませんでした。
毎日、泣きながら勉強しました。死ぬほど勉強したというより一生懸命英語に向き合うことだけで精一杯だった、そんな感じです。

そこにプラスして、コロナ禍の大学入学、一人暮らし、オンライン授業という3大パンチも喰らい、「英語=しんどいもの」という認識に勝手になっていたようです。

単純に英語という科目が苦手だったんだと思う

英語から逃げるように韓国語を勉強していたような気がします。
ハングルにもそうだし、韓国語の発音というか語感というかそういうのに惹かれていて。
全く0からのスタートだから当然英語よりも上達が早いんです。
日本語と文法が似てるから、それもあると思います。

こんなに何かの勉強に熱を費やしたことなんてほとんどなかったから、
「これはもっと本格的に勉強するべきだ」と思い、当時の大学の担任に留学の相談をしました。

しかし、
「韓国語を勉強しに留学することでは大学のカリキュラムではほんの僅かな単位にしか変換されない」
「休学して行く方がいい」
と言われました。

正直、私が通っていた大学、学部は韓国という一国にはほとんど関係なく、
韓国語を副言語として学習する以外、休学までして韓国に語学留学に行くメリットはありませんでした。

それでも韓国語の勉強を諦め切れなかった、そしてその大学での自分のモチベーションが下がり続けていた時に「正規留学」「編入学」という言葉を目にしたのです。

それからは語学堂と韓国の大学についてひたすら調べ、学費や奨学金制度、日本の大学に通い続けた場合と比較しながら資料を集めました。

とりあえず国際系なら将来役に立つだろうと選んだ大学、学部だったのですが、1年生の後期に行う自由課題を通して自分が「心理」の方面に興味がある事にも気づき、やはり違う大学への編入は一つの選択肢として確立していました。

韓国の大学はどんな雰囲気なのか、どのような学生生活を送り、どのようなところに就職するのか

そういった点は情報収集の時点で自然と想像ができました。

これは勝手な私の考えですが、
私が日本で通っていた大学、そして違う大学に通っている友達、それだけではなくSNSなどを見ると
日本の大学は「人生の夏休み」という言葉もたまに耳にするほど
ほどほどに勉強、とりあえず単位取得、バイト、サークル・・・

フル単という言葉があるほどですし、大学生活で「勉強」を一番最優先にしている学生はそこまで多くない印象でした。

成績関係なく、とりあえず必要単位さえ取っておけば卒業はほとんどできますしね。あと、まあ、卒論があったりなかったり。

とはいえ、教職などの免許取得が必要な大学や研究の多い理系学部だとまた話が違ってくるかもしれません。
ただ私の周りはそうだった、というだけの話です。

じゃあ韓国は?勉強しかしないの?
ってわけではありません!日本の大学生と同じように遊びに行きますし
お酒の席もたくさんあって、バイトをしている学生もたくさんいます

でも!日本と韓国の違いは「学歴の重要性」です。
韓国は学歴社会の傾向が強く、そして就職はとても難しいです。

日本では英語が話せるということは「加点ポイント」ですが
韓国では英語は話せて「当然」という企業が多いようです。
(個人的な感覚です)

というのも編入するからにはある程度レベルの高い大学じゃないと、というのが
自分の中であったので尚更そう感じたのかもしれません。

いいところに就職したければまずは「大学」から見られるとか見られないとか。
日本では学歴も一つの判断材料として大切ですが、人柄や今まで経験してきたことなども同じくらい、いやそれ以上?重要視されますよね。

って私がまだ日本で就活というものを経験してないので間違った認識かもしれませんが・・・

個人的に日本で通った大学は前述した通り本当に適当に決めたので、いざ入ってみると「違った感」もすごかったんですよね。

てなわけで、こんな感じで話を進めると
「ただの逃げ」「日本の大学失敗したから」と
取られてしまっても仕方がないかなとも思います。

しかし、私にとってこの選択は
大きな「賭け」そして「挑戦」でした。

地理的にも、言語的にも、文化的にも日本と近い韓国ではありますが
それでも外国であることには変わりはありません。

言語や文化の面で「似てる」とは言えど「まったく同じ」だと感じたことは一度もありません。

考え方や生き方も全然違います。

そんな異国の地で、自分の周りで誰もしていない「韓国留学」そして「大学編入」をするということがただの「逃げ」や「娯楽」ではないことは想像していただけると思います。

それに加え、私はすでに一度故郷を離れて友達も知り合いも0の状態で一人暮らしをしたことがあります。そこでは孤独感で精神的に辛い思いをし、病院にも通いながら朝起きてとりあえず何かを食べて寝る、それだけで精一杯という経験もしました。

なので、海外どころか日本国内で
1人知らない街で過ごす
ということがどれだけ大変かも知っていながら、韓国に行くという決断をしたのです。

実際に韓国で生活しながら、日本との違いに戸惑うことや言語の壁、外国人というハンデに苦労することもたくさんあります。
というかそんなことばかりの日々を過ごしています。

それでも日本の大学に通っていた時のように挫けず、何とかやり抜けているのは
考え抜いて苦労した末に選んで、進んで来た道だから。

日本の大学に進学し、そこから交換留学生として留学するよりも情報は少なく、頼り先もほとんど無い状態、もちろん決断した当時は自分の周りに同じような選択をした人、する人は一人もいませんでした。

実を言うと、親にこの決断を話す時もとても怖かったです。
直接電話越しでなんて到底無理で、何度も何度も打っては消して、打っては消してを繰り返して考えた文を、何度も送るか送るまいか震えながらLINEで送信。
そのあとは既読がつくのも返信が来るのも怖くてスマホの電源を落として布団にくるまって。

その時のことを思い出して、今でも涙が出てきそうです(笑)

やっぱり自分の中でも「なぜ韓国に?」「英語圏じゃないよね?」「国の関係性的にもどうなの?」そういう意見をどこかしらで聞くことに、そして親もそういうふうに思うのではないか。何なら高い学費を払ってもらって、一人暮らしの支援もしてもらってせっかく他県の大学に通わせてもらってるのにそんな恵まれた環境を放棄するなんて、ね。

自分で自分の行動がどれだけ周りに良くも悪くも影響を与えてしまう、失望させかねないと思っていたから怖かったんだと思います。

韓国の大学へは新入学ではなく「編入」という形に決めたのもそこからです。

実際に韓国で生活しながら、やっぱりやめておけばよかったかもしれないと思う理由の元は全て「周りと違う選択」ということのような気がします。

日頃から色んな媒体で日韓関係のことは話題になっていたし、それぞれの国に相手の国を良く思っていない人も多いです。

でも、だからといって諦めるとか、じゃあ英語圏に行くとか結局どの国に行っても自分が外国人であるということを取っ払えない事実だし、どの国に行こうと日本を好いてくれる人、そうでない人はどちらもたくさんいます。

そういう面でのリスクも踏まえて海外留学だと思っているし
語学だけではなく留学先の国の文化を受け入れ、歴史を学ぶことが留学の最大のミッションではないかと思います。

外国で生活しながら、母国との違いに気づくこともできますよね。
自分って日本のことについて全然知らなかったんだな・・・そんなことも日常茶飯事です。

ここまで、ただひたすらと私の個人的な意見と気持ちについてつらつら語ってきたわけですが

どこで、どの勉強をするにしろ、自分が勉強したいと思う分野があることはとっても大きなエネルギーになるし、そこで何か第三者による批判を浴びたとしても意思を持って進んだ道ならば何の問題もないよ、ということです。

めちゃくちゃ無理やりまとめた感はあるけど

韓国ではなくとも海外留学についてためらいがある人、留学しながら行き詰まった人、誰かに留学について嫌なことを言われた人、いろんな人にこの私の記事が届けばいいなと思います。

留学することが最善の選択ではない場合も当然ありますが、したい気持ちがあるのであればまずは情報収集から始めてみてください!

なにごとも自分で調べ、自分で気づき、自分で選択、行動するのが一番だと思っています。

まだまだ大学生活も始まったばかりなのでわからないことだらけですが、数年後、この選択が良い選択だったと思えるように今いる環境で必死に頑張りたいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました😭
長々と失礼いたしましたm(_ _)m

いいなと思ったら応援しよう!